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ちょっと額入れて飾っておこう


銀河団ガスとは一体どういうものなのかなんて、調べるのもそれはそれで、興味深く、楽しい。

しかし、こんな風景の中で、冷ややかな大気の匂いを嗅ぎ、風を肌に感じながら、佇み、全身で宇宙と対峙するというのも、素晴らしかろう。

性能の良いカメラと望遠鏡を持ち込んで、1週間くらいキャンプを張って過ごしてみたい。
知的な興奮だけでなく、細胞の一つ一つが、宇宙と共鳴するような、そんな感じになるかもしれん。

オーストラリア・ビクトリア州のモルジアナで撮影された夜空。
地平線には、赤く燃え上がるようなオーロラ、左の天空には天の川、夜空に立ち上がっている木の先端には、大マゼラン星雲、中程の枝の間には、小マゼラン星雲。そして、右側の枝の先端にアケルナル。

この聴き慣れない星は、赤緯-57°14′と天の南極の近くあり、北半球からでは見えるところが限られている(北緯33度以上では見えない)。
そこで、現在知られている1等星21個のうち、古代ギリシャ人に知られていなかった唯一の星だと言われる。

このアケルナル、非常に高速に自転しているため、赤道近くが大きく膨らんだ楕円形になっているという(よく見えもしないのにわかるものだと思う)。

ちょっと興味深い。



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