アンドロメダは、カシオペアの娘
M31, Andromeda Galaxy
250万光年の距離にあり、差し渡し20万光年(天の川銀河の2倍)の銀河
肉眼で見える最も遠い天体。
個人的には最も好きな銀河の一つ。
形といい、色といい、とにかく綺麗だ。
ところで、アンドロメダというのは、カシオペアの娘だと知っておられたか。ギリシャ神話で、エチオピアの王妃カシオペアの娘がアンドロメダ。
自身が絶世の美女であったカシオペアは、これまた絶世の美女である娘のアンドロメダの二人の美を誇り、世界に二人と並ぶ美女はいないと言ったという。それがゼウスの嫁はんヘラの耳に入り、ヘラの逆鱗の触れた。
そのため、波打ち際の岩にくくりつけられ、あわや海の怪物のケートスの生贄にされそうになったところを、ペルシャ王家の祖となったペルセウスに救われ、その妻になった。
その逸話を題材にしたギュスターヴ・ドレの絵画
英雄が、強力な怪物と戦って女性を救い出すという神話の定型の一つ、ペルセウス型神話と言われる。
これがため、白馬の王子様を夢見る乙女が後をたたず、後世の男どもは苦労することになるのであった。なんて。
それはさておき、アンドロメダ銀河を見ると、ピンク色の星々や茶色のガスのシマが見えるところから、かなり活発に星が形成されているのだろう。
ということは、どこか他の銀河と合併(衝突)した銀河なのではないかと思うが、近くを見てもその痕跡が見当たらないとか。
アンドロメダ銀河と天の川銀河が将来衝突(合併)するシュミレーションが、下記動画
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