![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81852980/rectangle_large_type_2_8feca44bf42e4e1bf7d5c30498089917.jpeg?width=1200)
ブラジルの9月の夜空
![](https://assets.st-note.com/img/1656736166138-NkzUkFrE3U.jpg?width=1200)
天空を斜めに横たわる、天の川、地上からはその天の川の中心に向かって、三角形の黄道光。
そこ黄道光に包まれるように、明るく輝く金星。
天の川の中央の膨らみ(バルジ)から、地平線に向かって少し下がったところに、光る星は、地球から最も近い恒星(4.37光年)ケンタウルス座α星。
なかなか、豪華な風景だ。
ただし、肉眼でこのように見えるわけではない。
カメラを据えて、ある程度露出時間をとって撮影されている。(肉眼で見えたらなあ。)
黄道光(こうどうこう)
天球上で太陽近傍を中心に黄道面(地球軌道面)に沿って観測される淡い光の帯。黄道光は春分付近の日没後、秋分付近の日の出前に地平線に対して急角度で弧を描い、最もよく見える。
黄道面付近には彗星からの放出や小惑星同士の衝突で生成されたダストがただよっており、それらによって太陽光が散乱されたものが黄道光である。
要するに、太陽に対して、地球と同じ軌道を回っている、微小なチリが太陽の光を反射している光が見えているのだ。
地球と同じ軌道を回っているといえば、流星なんかもそうだ。流星は、地球軌道上にあるチリが、地球に降ってきているのだから。
撮影場所は、ブラジル南部のカスカベル。
サポートしていただけるなんて、金額の多寡に関係なく、記事発信者冥利に尽きます。