太陽、その壮大な姿 ・・・コロナ・プロミネンス・コロナ質量放出
コロナ(この単語を書くと閲覧注意の表示が出るのかな)
黒い縁の周りを炎が取り囲んでいる、太陽のイラストにあるような光景だ。
コロナは、太陽の周りを取り囲んで、輝いているガス。
ガスといいうのは、プラズマで、太陽の磁場によって、拘束されている。
温度が、100万度もある。
太陽の表面温度が、6000度なのに、その上空が桁違いに高温になっているのは、・・・・なぜだか、分かっていない。
そして、こちらが、プロミネンス(紅炎)。
地球のサイズと比べても、その巨大さに驚く。
コロナの下層にある、彩層が噴き出したものとか。
でも実際は、この大量のガスの供給システムは、よくわかっていない。
で、これがコロナが宇宙空間に吹き飛ばされる、コロナ質量放出。
太陽フレアと呼ばれる爆発現象の大規模なものの時起きるらしい。
大量の帯電した粒子の塊なので、地球に飛んできたら、人工衛星はもちろん、地上の電気機器や電気設備に影響を与えることがある厄介なもの。
特に、観測された通常のフレアの数百倍から数千倍の強さのフレアが起きた時に発生する、大規模なコロナ質量放出(スーパーフレア)が起きると、場合によっては、大停電程度では済まず、電気に依存している我々の文明は、その基盤を一挙に失う可能性がある。
復旧には、数年かかる場合も、ありうると考えられている。
そうなったら、その間は原始生活をせざるを得ない。
原始生活、それは不便だなと、いう程度では収まらない。
我々の現代生活は、電気に依存している。
電気が使えないということは、夜、明かりがつかないというだけではない。ガスも水道も使えない。
工場も、病院も、稼働しない。
農業、漁業等も成り立たない。
つまり、我々は、食糧さえ手に入らなくなる。
こんな状態が、数年近く続く。
食料が数年間なくなるということは、人間は死ぬ。
大量に死ぬ。
大災害です。
この大規模なコロナ質量放出は、若く活発な星では毎週のように起きているが、太陽のような恒星でも、数千年に一度くらいの頻度で起きる可能性があるという。
発生のメカニズムは、まだ分かっていない。
したがって、いつ起きるかわからない。
もっとも、発生してから、このコロナ質量放出が地球に届くまで、1日ほどかかる。(かなり速い)
したがって、その間に送電網をシャットダウンするとか、重要な電子機器をシールドしておけば、ガンマ線バーストの直撃のような、生命絶滅とかにならず、最小限の被害に抑えられる可能性はある。
さて、送電網をシャットダウンすると言っても、技術的には可能だろうけど、現実問題としては、それなりの準備をしておかないと、無理だろう。
ロックダウン、かつ電気を一切使わない原始生活を24時間以内に達成しなければならないのだから。
有無を言わさず、断行できる社会システムの国ならいざ知らず、我が国のような政治社会システムの国では、何年も前から、入念な準備と広報そして予行演習が必要だろう。
我が国は、この準備をしているのだろうか。
それに、仮にこの準備体制ができていたとしても、国民一人一人が持っている電子機器は、無防備のままだ。
スマホもコンピュータも対応していないと、全滅することになるだろう。
警報が出たら、全ての電子機器の電源を落とし(でも、内蔵電池で動いていればアウトか)、アルミ箔で梱包しておくかな。
下記動画がコロナ質量放出。
そしてもう一つ。
こちらは、太陽の活動全般の動画。
凄まじくもあり、荘厳で美しくもある。
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