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空飛ぶコウモリに乗った巨大イカ


https://apod.nasa.gov/apod/ap201007.html

薄く青白く輝く、この星雲は巨大イカ星雲の呼ばれるOu4輝線星雲です。
そして、この輝線星雲、赤く輝く巨大な空飛ぶコウモリ星雲、sh2-129星雲の中にある。

青く輝くのは、2重に電離された酸素原子の発光だと考えれている。この双極型の星雲は、中心にある3重連星から放出されたガスによって形作られていると考えられている。

大きさは、50光年に及び、距離は2300光年ほどの位置にある。

背景に見える、赤い輝線星雲は、水素原子が発光しているもの。


Ou 4
2011 年にフランスの天体撮影者ニコラ・アウターズ(Nicolas Outters)によって発見されたので、この記号がついている。

sh2
シャープレスカタログ第2版
1953年にスチュワート・シャープレスパロマ天文台スカイサーベイからの画像を使用して、銀河系のHⅡ領域(電離した水素がある領域)を調査し、カタログに登録した313のHⅡ領域(輝線星雲)のリストで、赤緯-27度より北を網羅することを意図している。
第1版は、sh1と表される。

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