見出し画像

ブレーキレバーが遠い・・・



ロードバイクのブレーキレバーは、上の写真のようになっている。ハンドルは上向きになっている黒い部分か、赤い部分を握る。

どちらにしても、普通の自転車、あるいはクロスバイクやマウンテンバイクのように、握る手と平行したところ、つまりは指を開けばそこにある、というようなものではない。

具体的には、人差し指・中指、無理をすれば薬指が届く程度で、小指までは到底届かない。

私のロードバイクは、ハンドルバーを小指でしっかり握っていようとすると人差し指、中指でさえ届きにくい。つまりは、ブレーキがかけづらい。

手首を返すようにして、指を伸ばしてみたりする。
かなり意識的の手を使わないと、指がブレーキレバーをうまく掴めない。

ショップでブレーキレバーの位置を変えてもっと、指をかけやすくできないか聞いたら、できないという返事だった。

できないのなら仕方ない。
自転車(機械・道具)にこちらを合わせるかと、体育会系方針で今日まで頑張ってきた。

しかし、短時間ならいい。
長時間この無理な操作をやっているとだんだん手首がくたびれてくる。

こうなってくると、咄嗟の時にブレーキをかけられないのはもちろん、ブレーキをかけないで走るときに、小指でハンドルバーを握っていることも難しくなる。

しっかり握っている必要はないが、少なくともハンドルバーに小指を引っ掛けていないと、路面の凹凸なんかで、前輪が弾んだ時に、手がハンドルから離れて、危険極まりない。

ここでもう一度考えた。
ブレーキレバーの位置調整というのは、本当にできないのか。

ブレーキは、自転車を運転するときに、最重要な機能だ。
手の大きさは、人それぞれに違う。
それを一律固定して、調節できないなどと、どう考えてもおかしい。

そこで、Googleくんに聞いてみた。
ちゃんとありました!
それも、機種別解説動画がYouTubeに。

私のは、3種類ある中で一番、簡単に調節できる機種でした。

この金色のボルトの隣に空いている穴に、6角レンチを入れて回すだけ。これで調節できる。

これで、ハンドルバーを小指で握りながら、ブレーキレバーに中指まで無理なく掛けていることができる。

それにしても、なぜショップの人は、この方法を知らなかったんだろう。

お客さんで、ブレーキレバーの位置が遠いとか言ってくる人がいないということか。
そうだとすると、みんなロードバイクは、こんなもので、自分が合わすしかないと思い込んでいるのだろうか。

私みたいに、自転車をなんとかしたいと思うのは、少数派ということなのか、それもごく稀クラスの。

それにしても、YouTube、インターネットの世界というのは、すごい。
ごく稀クラスの少数派に対しても、ちゃんと答えを用意しておいてくれる人がいる。

これがあらゆる分野にわたってあるのだから、知識の共有が急速に進むはずだわ。世の中の変化が早くなるのも道理だと思った。





サポートしていただけるなんて、金額の多寡に関係なく、記事発信者冥利に尽きます。