見出し画像

【 お気に入り 銀河の衝突 】

NGC 4038 and NGC 4039

画像1

遠くから見ると、ちょっと素敵なネックレス・・・あるいは、可憐なプランクトンみたいに見えるこの写真、実は、2つの銀河が衝突している姿。

6000万光年彼方にある、カラス座で、NGC 4038 という銀河と NGC 4039という銀河が衝突している現場写真なのです。

NGC(ニュージェネラルカタログNew General Catalogue)とは、天体カタログで、全部で7,840個の星雲、星団や銀河などの天体が載っている。
番号は1860年の分点(天の赤道と太陽の黄道、つまり太陽が1年間に天球を通る道筋が交差する点で春分の日の位置)に基づいた天体の赤経の小さい順に付けられている。

何千億個の恒星を含む、銀河同士の衝突だから、星(恒星)同士が衝突しまくって、さぞかし阿鼻叫喚、えらい事になりそうに思うかもしれない。
(私は、子供の頃、銀河同士が衝突することがある、しかもかなり頻繁に衝突していると知った時、怖くてしばらく気が変?になりました)

しかし、実際は、星(恒星=太陽)同士の衝突は、まず起こらないようです。遠くから見ると、銀河は星に溢れていますが、星と星の距離(太陽に一番近い恒星まで4.3光年ある)がすごく離れているので、大丈夫ということです。

ただ、星間物質(ガスや塵)は、そういうわけにはいかず、大々的に衝突します。その結果、新しい星が誕生したりする。

いやはや、やっぱり怖い。


サポートしていただけるなんて、金額の多寡に関係なく、記事発信者冥利に尽きます。