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月の噴水・・・?          Moon dust fountains

月の表面というのは、塵で覆われていると知っていました?

そりゃ、なんか砂みたいなものはあるだろう。・・・というあなた。
月には水はないのですぞ。少なくとも表面には。

水がなければ、川も海もない。・・・そんなことわかるわい。
では、・・・どうやって砂ができるのですか。

・・・・・・って、なりませんか。

なんて言ってますが、私も今まで、取り立てて疑問も抱かずにいました。


この汚れまくった月面探査車ローバーを見てもらいたい。
まるでどこかの道路工事の現場にでもおいてあったような汚れ方です。
おまけに、車輪のフェンダーにダクトテープで留めてある紙のようなもの。
用途は? そうです。泥除けです。

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ローバーが走ると、粉塵を巻き上げて、そりゃ大変なことになるので、現場で急遽応急処置として、ダクトテープと予備の地図を使って泥除けをローバに取り付けたのです。

現場の様子は、下記の動画でわかります。
(宇宙飛行士、月面で遊んでいるようにしか見えんけど、私には)

月の土壌は、継続的な隕石衝突と太陽と星間荷電原子粒子による長年にわたる衝撃によって作られるのです。

このプロセスは主に機械的風化で、地球上の風化とは違うプロセスです。地球上では、酸素による酸化、湿度、大気風、および生物学的プロセスによって、土壌は作られますが、これらの要素関与がありません。

反対に、月では、酸化ではなく還元作用が起きている。
つまり、月では金属は錆びないし、錆があったらなくなる?

このパウダーの形状は、石を割った時のように、鋭く尖った形をしており、もし人間が吸い込んだりしたら、肺を傷つけたりする厄介なものです。

また、月には、動いている塵の粒子が絶えず月の表面から跳ね上がったり、戻ってきたりする薄い層があり、「塵の大気」が生じているのです。

つまり、細かい粒子は、帯電して互いに反発し合い、月の表面の数メートルから数キロメートルの高さまで、飛び上がり落下しているのです。

これをmoon dust fountainsと呼ぶそうです。

ですから、月面に降り立つと、地平線(月平線)は、霞んで見えるということになるのでしょうな。

月の世界というのは、空気がないから、もっと、くっきりはっきりし、白黒の明確な世界と想像していましたが、違うのですね。


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