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人生を大きく変える小さな行動習慣

今までの習慣の本と何が違うの?

習慣の力が人生においてとっても大事なのは既に知ってる人も多いと思います。何かどこかで大きなジャンプをするよりも結局日々の積み重ね。「小さな行動」こそが大事。

しかし、習慣化しようと行動を小さくしてしまうと、簡単にできてしまうがゆえに後回しにしてしまうということが起きてしまいます。小さな行動までは落とし込めてもそれを思い出すためのリマインダーが必要なのです。

しかし、このリマインダー、一体いくつ必要なんでしょう。行動が小さければ小さいほど数が多くなります。それを全部リマインダーで管理すると常に何かしらの通知に追われることになりストレスになってしまいます。

そこで登場するのが習慣スタッキングです。これは小さな行動をひとまとまりにして、何かしらのトリガーに紐づけて実行するという方法です。

習慣スタックのイメージ

著者が行っている習慣スタックの例はこんな感じでした。スタックは30分以内に終わるサイズがちょうどよいそうです。

習慣① 体重を測る(1分)
習慣② 1リットルのレモン水を水筒に入れる(1分)
習慣③ 紅茶用のお湯を火にかける(1分)
習慣④ 食器を洗う(5分)
習慣⑤ 四半期目標を確認する(2分)
習慣⑥ 「Todoist」に入れる3つの最重要タスクを決める(3分)
習慣⑦ 目標達成日誌に記入する(5分)
習慣⑧ 資産管理アプリ「Personal Capital」をチェックする(2分)
習慣⑨ 不動産の投資物件を1件分析する(5分)
習慣⑩ 書籍の広告キャンペーンを管理する(5分以上)
習慣⑪ スムージーを作る(5分)

それぞれ5分以内で終わる簡単なものばかりですが、この塊を習慣として続けられたら何か変わりそうですよね。

もちろんいきなり30分かかる大きなスタックを習慣化するのは無理なので、最初は5分で終わるスタックから始めることが推奨されています。

123の「習慣」から選ぶだけ

習慣化が良いことはわかっている。人生を変えることも何となく分かる。でも何を習慣にすればいいかで迷ってしまうことって多いですよね。

本書は習慣をつけることが目的ではなく、人生を大きく変えることが目的です。そのため人生の目標につながる習慣が用意されています。

1. 仕事
2. お金
3. 健康
4. 余暇
5. 片づけ
6. 人間関係
7. 癒やし

カテゴリごとに習慣が用意されているので自分が目標にしたいものを、この中から選択してスタックを作り上げることが出来ます。

例えば仕事であれば、こんな感じです。

・1日のスケジュールを決める
・最重要タスクを3つ特定する
・目標を確認する

一つ一つはとっても簡単に実行できるものばかりですね。

「習慣」だけの紹介で終わらない

正しく習慣化する方法が紹介されているのはもちろん、うまく習慣化出来なかったときの対処法まで載っています。がんばって続けられるものではないことは著者が一番良くわかっているので、いかに仕組みをどう作るか。また、心の持ち方、考え方にまで踏み込んで丁寧に解説してくれています。

内容とは直接関係ないですが、この本は全体を通して著者の思いやりがとても伝わってきます。また紹介されている習慣の内容も身近なものばかりで、とても親近感がわきます。

後はやるだけ

もちろんいくら簡単と言っても何も考えずに良い習慣を付けられる!というわけではありません。先程も言ったようにあくまで習慣化する目的は人生を大きく変えることです。

そのために一番大切なのは、自分がどうなりたいかをしっかりと考えることです。人生の目標がはっきりしている人はそんなに多くないでしょう。でも心配ありません。本書では人生の目標を考える際の考え方もちゃんと書かれています。

僕は今この4月から仕事の内容も大幅に変わっていろいろと見直しているところです。そんな時にこの本に出会えたのはとても幸運でした。

みなさんも良い習慣生活を送れますように。




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