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Gotanda-Valley Engineering Meetup Vol.1参加レポ

東五反田のDEJIMAという場所で開催されました。CTCと伊藤忠さんが会場がなかなか良かったです。聴衆席の後ろにもスクリーンがあって、発表者は前を見たまま発表できるようになっていました。

ところで、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社さんが何故略すとCTCになるのかがずっと気になってました。

追記:TwitterでCTCの理由を教えていただきました!

五反田バレーとは

行政と協力して五反田を盛り上げていきましょうという取り組みみたいです。色々と説明されていましたが、要するにピンクなイメージを払拭したいってことみたいです。

やっと腑に落ちました。弊社も理事やってるはずなのですけど。

及川さんオープニングトーク

プログラミング教育
ソフトウェアが変える世界
小学校プログラミング教育が始まる。
実際に何をやるかというと、プログラミング的な思考を学ぶのであって、プログラミングを学ぶわけではない。既存の算数などの授業にプログラミング的な考え方を混ぜる。

及川さん的には最初は反対だった。お子さんの課題でExcelの関数を覚えているか答えさせるような問題だらけで意味がないと思った。

シカゴでは100%の生徒がプログラミングを学んで卒業できるcode.orgというものがある。

なぜこれだけちゃんと教育できるかというと、アメリカにおける貧困の連鎖を止めるために必死。アメリカだと親が貧困だとそこから抜け出すのが至難。結果、明らかにもらえる年収が高くなっている。

グラスドアではサンフランシスコでエンジニアの平均給与は1500万。ニュースメディアの求人でもライターなどよりソフトウェアエンジニアが一番給料が高い。

Tech play academyというものがあります。サンフランシスコのHack reactorと連携している。

Don’t just Learn to Code:
Think Like a Software Engineer

トップページにこう書かれているように、ただ座学のプログラミングを教えるのではなくて、ソフトウェアエンジニアに育てるという姿勢。

座学だけでなく、ペアプロ、その他色々を3ヶ月間で学ぶ。さらに最後の数週間はジョブインタビューの練習をして実際に企業に入るまでをサポートする。彼らは面接をリバースエンジニアリングしているという。

3ヶ月間、朝9時から夜8時までびっちしで、授業料は200万円。アメリカでは社会人を経験してから大学に通う方も多いですが、今まではMBAに通ったりしていたのを今ではエンジニア学校に通うケースが増えています。

なぜか?それは大きくリターン(給与)があるからです。

日本のITで良くないところは、ITはコスト削減・効率化という考え方で止まっているところ。これからはDigital transformationが大切。これは何かと言うと、技術によって初めてできるようになること。

機械化と同じ様に電子化するだけでなく、ITが無いと生まれないものを作り出していく。これが世界の潮流である。

全ての企業はいずれソフトウェア企業になる
マークアンドリーセン

リテール企業(小売)は全てAmazonが競合になる。そのため最近はなるべくAWSを使わないようにしており、Azureなど使い始めている。

とある新聞でITの話が載った時に、プログラマーが何かという定義が書かれていた。プログラマーの定義を新聞に書かなければいけない時点で日本は狂っている。こんなのは腐っている。

この様な事態を鑑みて、最初は反対だったプログラミング教育だが今は応援している。NPOや一般社団法人などで活動している人たちのお手伝いもしている。

しかし、プログラミング教育がうまく行ったとしても外資系に行ってしまう問題がある。特にGAFA。

未踏プログラマというものがある。IPAがやっている「未踏ソフトウェア創造事業」である。彼ら(彼女ら)が終わった後に行くのは外資。税金を使って育てた人材が海外に流れてしまっている。

最近はDEV OPSという考え方が浸透し始めている。リリースして運用してからがスタート。必然的にアジャイル的になっていく。

今の日本企業は、企画→外に投げていたり、テストだけやる、または運用だけやる会社が多い。海外は全て内製化している。こうでなければDigital transformationはできない。

日本ではいますぐには全てを内製することは出来ない。ここで大事なのは、たとえ専門会社さんにお願いする場合でも、全て自分がオーナーシップを持って委託すること。決してまるっと投げてはいけない。

エンジニアとしての成長とは
成長とは知識を身につけ、技能に発展させること。

学習→知識→経験→学習…のサイクルが大切

経験だけは価値がない。技能こそが必要。経験そのものには価値がない。そこから昇華して技能になることに価値がある。

学習の進め方を考えてみる。例えば外国語の覚え方。

単純にたまにしか海外に行かないのであれば、通訳を雇うことも経済合理性を考えると理にかなっていることも多い。

我々の場合には逆を考える。外国語を使わないことがリスク。技術も同じように考えたほうがいい。外注に頼めばいいという状況がおかしい。自分たちでやらないといけない。

言語同士には距離がある。言語を取得するにはまずは英語を覚えたらその近い言語は覚えやすいなどの戦略がある。

技術でも同じ考え方をする。T型人材という考え方がある。今回は軸を増やすパターンを考えてみる。

まず一つの軸を作る。その次はベクトルを最大化するものを選ぶ。自分をレアカード化する。藤原和博氏の考え方がとても参考になる。

100万分の1の人材になるには何をすればよいか?1万時間やれば1人前になれる。仕事なら5年。これを3つ作る。そうすると15年で100万分の1の人材になれる。

藤原氏はリクルートトップ営業から杉並区校長先生になるという、完全にベクトルの違う方向に飛び込んだことで、他にはいない人材になれた。

いかに自分の軸をユニークな方に振っていくのもいいのではないか?

今度は機械学習で考えてみる。強化学習というものがある。価値を最大化するような行動を学習するもの。つまり報酬。

人間にとっても学習するときに報酬が必要。人間にとっての報酬は何か。それは動機付け。

動機づけには「外発的動機付け」と「内発的動機付け」がある。外発的は仕事で必要など。内発的は自分が楽しくてやる。

このあたりは下記書籍が詳しいですね。

また機械学習で転移学習というものがある。特定のドメインで学習されたモデルを別のドメインに適用する手法。

及川さんは元々Windows開発をしていたが、その時の技術はchrome開発でも転移学習のように活かされた。ブラウザは結局OSと同じ。過去の技術は絶対に生きてくる。

ある技術を選ぶときに

・仕事で必要か?
・心踊らされるか?
・今までにやったことがないか?

結局自分がやりたいかどうかが一番大事。

手段と目的を混同しちゃいけないけど、エンジニアだったら逆にしてしまうのも一つの手。使いたい技術があるから使ってみる。もちろん自分の意見が通せるくらい社内で影響力を持つことが前提だけれど。

今主流の技術も登場当時は「おもちゃ」レベル。ウェブなんてAjaxもなかった。でも今はGoogle Docsなんてウェブ上でワープロが遜色ないレベルで使えている。面白いと思って続けていくことが大事。

イノベーションのジレンマという話がある。その技術がいつ流行るかはわからない。結局わからないので、内なる声に耳を傾けてオモシロイと思ったことをやることが大事。

おもちゃを見つけた子供のような気持ちを大事に。

これからのITはサイバー空間とフィジカル空間の融合

Society 5.0で実現する社会は、IoT(Internet of Things)で全ての人とモノがつながり、様々な知識や情報が共有され、今までにない新たな価値を生み出すことで、これらの課題や困難を克服します。

これはAIだけじゃ絶対にできないこと。

Safie

Safie Cloud Recording Platform
今はネットワーク監視を主にやっている。ライブも過去のデータも見れる。
Youtubeストリーミングなんかよりも遥かにローレイテンシーを実現。

かなり大きなお客さんが多い。たとえばマクドナルドではお客さんがどうやって注文するかを分析するために使っているそう。

動画見るのに時間がかかるので、データ本当に全部見たいの?という課題が出てくる。見たいデータだけを見せる工夫を始めている。

とある飲食店のレジではPOSデータの決済情報と紐付けて、何をいくらで購入したかというデータから動画を引っ張れるようになっている。

また動画すら見たくないというお客さんもいて、顔認証で登録した人にマッチした人が来たらアラートを出すということもしている。

SafieはAIととても相性が良い。

データは数ペタを超えている。AWSを使っているが、日本でもかなり多い方と言われている。

エンジニアは13人。

Vision
映像から未来をつくる

よりそう

「お別れの悲しみを感謝に変える」ということをMissionにしている。

現代だとお寺との付き合いもなく、実際に事が起こった時に何をしていいかもわからない。そこでよりそうのお葬式が役に立つ。

また面白いのがお坊さん便。電話一本でお坊さんが来てくれるらしい。

システムの中心にセールスフォースを据えてかなり使い込んでるらしいです。

ココナラ

2012年からやってるC2Cでスキルを提供するサービス。

社員は50人でみんなめっちゃ仲良い。よもやま話といって、だれとでもなんでも話していい文化がある。勝手にカレンダーに追加する。

よもやまブログというブログをやっている。

シェアリングエコノミー。個人の遊休資産を貸し出し、活用で収入につなげる個人の遊休資産を貸し出し、活用で収入につなげる。ココナラは知識・スキルのシェア。

日本シェアリングエコノミー市場規模は5200億。

エンジニア文化はこのエントリにまとまってます。「オープンを当たり前に」と「伝える」ではなく「伝わる」が好きです。

話の中でメルカリさんをかなり出してるのが印象的でした。

教育だけしてもエンジニアが不幸になる話

なぜ略すとCTCなんでしょう。。いまだに分からず。

経済産業省のDXレポートが素晴らしい。税金多めに収めたいくらいの出来とのこと。

2.5.3 ベンダー企業における人員の逼迫、スキルシフトの必要性
・アジャイル開発の活用
・短いサイクルでリリースができる
・疎結合構造によるモジュール化されたサービスの利用

SIerはビジネスモデル的にプロパーはプロジェクトの掛け持ちしなければ評価されないし、そこに参画するエンジニアは稼働率命になる。単純に力学として良い方向に向かわない。

良い方向に向かわせるためには下記を目指す必要があるが、

・エンジニアの自立化
・エンジニアの真エンジニア化
・エンジニアの適正稼働化

結局の所ビジネスモデルが変わらないと無理。

トークセッション

及川さんがモデレータとなり、発表者たちとのトークセッション。
あまりメモれてないです。。

エンジニア組織について
GitHub使ってれば簡単にPRできるのに、他の部署に対してあまり起こらない。どうすればPRする文化になるか。

属人性排除は出来てるか?
ココナラではコンフル、esa、コメント書きまくる。ペアプロ、モブプロ一部やってる。

募集要項どうやって書いているか
本来経験ではなく技能を有しているかどうかを見たいが、それを言語化するのが難しい。たぶん、「○○の技能を持っている人、または同等の経験を持っている人」と逆に書くのが良い。

経験を先にすると、経験はないければ技能がある人の芽を摘むことになっていまう。

評価はどうしているか
Safieさん。大企業っぽいが、半期ごとに目標達成できたかどうかを見ている。

よりそうさん。OKR導入した。目標立てることで、自主的に動くようになった。

ココナラさん。OKRしている。削除することも、変更することもあり、柔軟にやっている。1on1はよもやま話でかなりの頻度でやっている。

CTCさん。MBO年間に一回。評価の透明性は各部署に任せられている。

五反田おすすめランチ

・大山飯店 焼肉
・ポルコ
・KURA パスタ
・瀬戸内キッチン
・花善 九州料理
・らーめん大

五反田イメージ
(正直良いイメージ無いけれど)採用で困ることは?
全員:特に無い

まとめ

会場着いたらですね、意外とスーツな方とかいて黒い爪でビリビリのシャツで乗り込んでしまってめっちゃ浮いてんじゃねぇかこれって思いました。

個人的にはやっぱり及川さんの話がとても勉強になりました。普段いかに自分が狭い視野で仕事していたのか気付かされました。

発表された会社さんもそれぞれバラエティ豊かでとても刺激になりました。懇親会でいろいろと話してみたかったのですが、ちょっと疲れてしまって早々に帰ってしまいました。

ちなみに「評価について」と「SIerの良いところは?」という質問したのは僕です。評価に関してはぶっちゃけ機能していないので気になりましたと。SIerについては僕がSIer出身でして、ネタになることもたくさんあるんだけどアホみたいに叩かれてるの見ると悲しい気持ちになるのでSIerはSIerの良い所あるよはずだよね、きっと、と思って聞いてみました。

発表者の皆さん、かなりの熱量で時間結構押しちゃったりとかありましたけど、進行とてもうまくて感動しました。

さてさてvol2ではどうなりますかね。弊社出るのかな?楽しみです。

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