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私の破断点

自己紹介で少し触れましたが、現在はメンタルを壊して休職中です。
2023年の10月半ばから休職しており、ほぼ3か月が経ちました。
状態は波があり、12月は良い感じに生活リズムも整ってきていたのですが、年末からネガティブが一気に激しくなり年始も動けず、鬱々とした思いが溜まりに溜まった為、こうやって吐き出す場をnoteに設けた次第です。
当初の予定では2月末に復職予定だったのですが、現状ではその時期の復職は難しいかなと……。

30歳から3年半ほど療養し、20代で貯めた500万円以上の預金はほぼ底をつきました。
34歳で社会復帰してからは楽しみを持ちつつも節約に努め、引っ越し等々で大出費がありながらも少しずつ貯金し、管理職になってからは平均年収ほど貰えるようになり、一度人生を挫折した身にしては頑張って立て直したほうだと自負があります。
今年に入って事業所を異動してからは心労も多く、万全の体調ではなかったですし、趣味などを楽しむ余裕もあまりありませんでしたが、それでも仕事には真摯に向き合っていました。
ようやく経済的な心配が無くなったので、車をこの夏に買い替え100万円の頭金を支払い、残りはローンを組みました。
そんななかでメンタルが崩れてしまい、ベッドから起き上がれなくなりました。
今は会社経由で傷病手当を受給していますが、今後のことを考えると経済的に非常に不安です。

こうなってしまった一番大きな原因は、自分自身に合っていない管理職という立場になってしまったことだと考えています。
当時の事業所の管理者が離脱して数ヶ月経ち、エリア内からの管理者異動も難しいということで、事業所内から昇格させる必要があったと聞いています。
割と周りからも信頼もされていたようで、県の本部長やエリアマネジャーから「是非お願いしたい、サポートはするから」と説得され受諾しました。
そこで断って現場の介護職として続けていればどうなったかは分かりませんが、一応は依頼という形だったものの実際的には会社からの辞令だったため、断り切るのは難しかっただろうなとは思っています。
一度メンタルを壊して3年半もドロップアウト(会社も知っていました)して、しかも業界未経験で入社3年ほどの私に管理職をさせるというのはリスクだと思いますが、そこは介護業界の人材難もあり致し方ないという実情があります。

私自身はHSPの気質があり、非言語的コミュニケーションから読み取るのが得意で、この気質は介護職という現場の仕事では非常に役に立ちました。
うまく発話できない方や認知症で表現が難しい方などの変化を、非言語から読み取ることで多くを聞かなくても相手の必要とすることを理解しました。
ですが管理職という立場ではしっかりと言語化して直接伝える必要があり、特に事故や失敗などネガティブな内容についてスタッフと話をしたり叱責する時などは大変でした。
また異動後の事業所では職務経験も年齢も二番目に低い立場でありながら、管理者として年上のスタッフを回していく必要があり、そこでも気を使いました。
同年代が多かった異動前の事業所と比べて、軽口や愚痴などで吐き出すことができなかったのも負担が大きかったなと思います。

また今年度から本社の体制や県内の体制も大きく変わり、利益重視の会社に不信感を持ってしまったのも一因でした。
人員削減のために無理な異動をさせて自己退職に持っていく。
割高商品の通販を利用者に買わせようとし、販売ノルマをあげ未達の事業所を全国で晒上げ等々。
福祉の世界も決して慈善事業ではないことは理解していますが、株価のためにここまでやるかと……。
現上司も同じ見方で、組織に所属している以上は会社の意向に沿う必要があるし、お互い難しいよなと愚痴をこぼしていました。
所詮は雇われ人、意思とは違っていても遂行する難しさがありますね。
管理者として働くというズレ、会社への不信というズレを二重に感じながら役割を演じて働き続けるのは、自分自身の精神が耐えられなかったようです。

私が特別に理不尽な状況下だったわけではないし、もっと大変な人はいくらでもいます。
中間管理職なんて現場と会社の板挟みなのだということも十分に理解はしているつもりです。
世の中そんなもの、それでも私にとっては限界だったのかもしれません。
直属の上司や現場スタッフには迷惑をかけてしまい申し訳ないと感じていますし、40歳目前にもなってこんな内容を書いて情けないなと自己否定も大きいです。
でも自身の気質を現実として受け入れて、この先どうするかを考えていく必要はありますね。
今の状態で将来を考えても良くないとは医者にも言われましたが、不安も大きいので考えずに過ごすことも難しい。
ですので、こうやって書き出すことが前を向いていく何かのきっかけになればいいなと思っています。


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