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ハロウィン

世間が盛り上がるイベントの共通点、それは誰かが誰かにプレゼントを贈るところだと思います。贈り物をした相手が喜んでくれると嬉しいからかしら。ハロウィンは少し趣向が違うようにも思いますが、「Trick or treat」で脅かされ(?)半分でも、子ども達にお菓子をあげるという行為があります。
数あるイベントの中で、私がひそかに気分の上がるイベントはクリスマスと並んで、このハロウィンです。
日常的に感謝を伝える間柄でもなく、仰々しいプレゼントを贈り合う関係でもない、プライベートなお付き合いが少ない方たちに、堂々と何かできる良い言い訳があるからです。(コスプレのためではありません…ちょっとは憧れましたけれど。)親しい同僚には(ときにはバレンタインデーにもしましたが)小さな包みでプレゼント、それ以外の同僚には来室時、カウンターに用意した菓子籠に好きなお菓子があれば取ってもらうのが、私の勝手な楽しみでした。

ところで、今年になって初めて気づいた事があります。
小売店のイベント準備が少し早過ぎやしないですか!?
9月に入るやいなや、近所のスーパーには様々なハロウィンバージョンのお菓子が並んでいました。黒色と橙色のコーナーに足を踏み入れ、「はっ、月末はもうハロウィンなんだわ」と反射的にテンションが上がり、かなり買い込んで帰りました。習慣になった行動とは恐ろしいものです…。
帰宅して山積みのお菓子を待機させました。そしてカレンダーを見て気付きました。「ハロウィンって2か月先じゃない?」と。(思わず若ぶって、語尾を「じゃね?」にして自分につっこんでしまったくらいです。)
まだ暑い中、2か月間もお菓子をノーダメージで置いておけるかしら…。
そしてさらに今年は、大変個人的な事情なのですが、引越してくる前の職場とは違い、現在ほぼ一人職場のような環境で、お菓子を配る相手自体がいない…。
そう気付いた私は買ってから数日後、収穫物を家族に披露しました。収穫量に驚きつつも、家族(特に子ども)が積極的に消費を手伝ってくれました。そこそこ喜んで食べてくれたので良かったです。が、かぼちゃ味はみんなが遠慮したため、私が一人で消費しました。体内に入ったお菓子は勢いよく身についたので少し悲しくもありましたが、無事全て美味しくいただきました。でも…、お菓子のかぼちゃ味は私ももう、しばらくはいいかな。
こうして、私のハロウィン祭りは終わったのでした。9月下旬のことでした。
今月末こそハロウィン。イベントのある方にもない方にも、秋の夜長の良い一夜となりますように☘

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