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読書を応援してくれる名言 2/2

アインシュタインのこの名言を最近知りました。

If you want your children to be intelligent, read them fairy tales.
If you want them to be more intelligent, read them more fairy tales.

我が子に賢くなってほしいなら、おとぎ話を読んであげなさい。もっと賢くなってほしいなら、おとぎ話をもっと読んであげなさい。

アインシュタインの発言の背景を知らないのですが、なぜfairy talesと限定したのかが気になりました。
もしかするとfairy talesには頻繁に教訓が含まれているために、そこから学びがあるから?などと思いながら、「読書は自分に読んであげることと同じだから、私もきっと賢くなれるわぁ。」と、私は勝手に励まされたのでした。
実際、日々新しい知識も入ってそこそこ留まっていますし、記憶力が下がっている感はありません。かといって、劇的に賢くなっていってる実感はありませんが、そこは更に大人になった十年後の自分に期待しつつ…。

さて、子どもが幼い頃、昔話も含め、いろいろな本を毎晩読み聞かせていました。週1回ほぼ欠かさず図書館にも連れていきました。また、子ども自身でも本を読むようになり、常に本が身近な生活をしていました。

アインシュタインのこの名言を知ったときは、intelligent を反射的にIQ的意味として取ったのですが、本が身近だった子どもの生活を振り返ったときに、アインシュタインがfairy talesに限定していたところも考えて、EQ的意味も含めてのことだと感じました。
人生には「もし」がないので、読み聞かせをしたとき、しなかったときの比較はできませんが、本は単なる知識の源としてだけでなく、想像力や感受性などIQのみでは測れない部分で、それぞれの子どもが持つ力を育む手助けになったと思います。もちろん、周りの多くの人や物事との出会いのおかげもありますし、何よりも、子ども自身が本や周りから何を学び吸収したかによるところが大きいのでしょうけれど。

読書は子どもにも大人にも良き良き!と確信したところで、大人な私に冷や水を浴びせるアインシュタインの別の名言に出会ってしまったのでした。

Reading, after a certain age, diverts the mind too much from its creative pursuits. Any man who reads too much and uses his own brain too little falls into lazy habits of thinking.

これも正式な訳を知らないので、稚訳ですが訳してみました。

ある年齢を過ぎると、度を超す読書は頭を創造的追求から逸らせてしまう。本を多く読んでも頭を使わない者は、考えない怠惰な癖がついてしまう。

後半部分は「頭を働かせないで本を読む(者)」とか「本をたくさん読みながらも頭を使わない(者)」など、いろいな訳ができると思います。

一見、「ある年齢を過ぎると読書を貪るな」と言っているように思えた言葉だったので、ひゃー、がーんとなりました(「ちょっと何言ってるか分からない」と脳内にサンド富〇さん登場)。
ここでcreative pursuitsが具体的にピンと来なかったのですが、ただ読むだけではなく、そこから学び、創造的な何かを産み出す創造的思考を持ちなさいよ、ということかなと思いました。たとえば、そこから刺激を受けて物理的に何かを創り出すことも然り、物理的でなくても感じたことを言葉にしたりすることも然り。
何にせよ、あの偉大なアインシュタインさんが、人に積極的行動は勧めても消極的行動を勧める筈がないわ!とほぼ決めつけたところで、洋画の登場人物を想像しつつ「ヒュー」と小声で言いながら手の甲で額の汗を拭き、払うジェスチャーをしました。
というわけで今後は、カメラを止めても「思考を止めるな!」の心持ちで、何らかの形でアウトプットできる読書を心掛けようと自分に言い聞かせました。(上田慎〇郎監督の叫ぶ顔が、脳内をよぎったのは言うまでもありません。)

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