窓からサンタクロース?

新月や満月になる日時に、夜中の場合ですが、目が覚めることが多くなりました。トイレに行くためというのもある時はありますが、それよりも、こういう時はパキッと目が開いて茫然自失。夢を見てるのか見ていないのか、覚えていません。時計を見て「まだこんな時間か」と夜中を確認しふたたび寝ます。朝になって、何かのタイミングで新月だったことを確認したりします。

それが12月21日の深夜。
同じように起きるのですが、違う体験をしました。

まず起きる前後、前だったか後だったか、定かじゃないタイミングで足場の板を渡るような足音が、だんだん近づいてくるのに気づきます。ガシャンガシャン。それは、金属音が含まれた足音。そして立ち止まり、いったん体重を浮かせて落とした音、それは両足を揃えてバッタンという音がします。窓のすぐ前に、飛び降りた感じです。

誰か来た! 
窓のすぐ外にいる!

そう思いました。

前に、夜中に酔っ払いの襲撃を受けた話を、このnoteに書いたことがあります。

警官に助けを求めた出来事で大事でしたが、私はこのとき、玄関扉を介して見知らぬ人から暴力を受けたその日のことを、思い出していました。同じことなら、人間じゃない方がマシかと言われれば、そこは明言できませんがとにかく、

コワイ

もし、誰かが窓の外に立っていたら。どうやって逃げたらいいんだろう。怯える以外に何が、今できるんだろう。と、前と同じように、再びこの夜も震え上がったのです。

時計を見ると、AM02:38

その後、窓になんらかの圧がかかるのですが、開けようとしているのか、寄りかかって中をのぞいているのか。よくわからない状態が続いて、どのくらい時間が経ったのか、何も起こらないまま時が経って、いつの間にか眠くなって寝てしまいました。

結局、何も起きませんでした。が、何かが変わった気がしました。侵入者はいなかったはずです。

そうか、窓か
部屋の入り口は、玄関だけじゃなくて窓もあった

話は少し、それますが。
12月に入って間もなくの頃、プロの運送屋さんにより、通称「死んでいる部屋」の片付けをしました。

その荷出しをし部屋を空にしてくれたとき、ずっとタンスで塞がっていた窓の全貌が明らかになりました。なんと、私はその大きさに驚きました。もちろん知っていたはずだけれど、引っ越してきた当初に一度見たきりで、大きさをすっかり忘れていました。そして、そこから光が入り風がカーテンを大きく揺らしたことに、いたく心を動かされました。納戸だと勘違いしていたけれど、リビングの風情があるのです。

ここで、仕事したい

この部屋の片付けに、手をつけ始めた時と同じことを思いました。

今度は具体的に、あの大きな窓の横に机を置きたいと思いました。残念ながら、今は作業スペースを広くとるためそこにはタンスを置いているのですが、いずれ机を置きたいのです。鈍い光がさして風が抜ける気持ちいい場所が、家の中にあったなんて。その発見を、数週間たとうとする今も何度も思い出すのです。

だから、もしかしたら、あの夜の不気味な足音は悪いモノじゃなかったのかもしれません。あの足音は「未来」だったんじゃないか? と思うのです。まだ荷物があって、準備が整っていないから入れなかったのかも…。さらに、もしも早めのサンタクロースじゃなくて、チャンスの神様だったらどうしましょう。大変です。入っていただかないといけません!

どんどん節目感が増していく年末です。



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