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仏壇を前にお茶をする朝

今朝、4時過ぎに目が覚めました。水を飲んでぼーっと机に向かっていると、仏壇の扉がスラ〜と半扉開きました。

家には諸事情が重なり、2つ仏壇があります。

宗教学は学んだけれど宗派的なマナーには疎いです。が、お寺で渡された本を参考に、とりあえず西を背にした壁に二台並んで、その真ん中に、彼らのグレートマザーの大きな遺影がドーンと飾られています。母にそっくりです。そう、ここにある仏壇は、母方のご先祖様の大家族。曽祖父母、大叔父、大叔母、直系長男の祖父とその家族。その辺りが揃った感じになっています。この家は明治の頃から公務系の家系で引っ越しが多く、仏壇といってもこじんまりした質素なものです。ボロボロでもあります。

古い扉なので歪んでちゃんと閉まらない。ので、自ら開くのもあるにはあります。ひとまず、お水を取り替えました。自分も、昨日飲み残したコーヒーを小鍋で沸騰させて、ミルクコーヒーに替えて椅子に座ると、開けた窓から鳥の綺麗な鳴き声が聞こえてきました。

緑茶が飲みたいな。

そう思ったので、仏壇と自分にお茶を入れる。「お水って、あなたねぇ」みたいな感じでしょうか。こういうことで良いんだろうなと思っています。


実は、workスペースを作ろうと動き出してから、今日が節目の日です。

三ヶ月間で、これまで手をつけなかった不用品に着手するのが目安でした。今日で残り1ヶ月。昨日までで大きな山が一つ動きました。その中で、仏壇の方々のアルバムがあったので昨日側に置いたところです。誰が誰だか、私にはわからないところもあるけれど、もう尋ねられる人もいません。大切にしています。

重い荷物を移動したのが久しぶりだった日、お風呂に入った後、足の指を見たら、両足の中指と薬指に鬱血が。第二関節の辺りです。久しぶりに踏ん張った、だけだったと思うけど、使ってなかった体の部位から悲鳴が聞こえるようでした。

骨折した指、上らなくなった腕、見えなくなるかと思った眼、脳の検査。いろいろあったなと思う。けれど、ここまで来たかと感慨深い思いと、重いものを持った疲労と腰痛で、昨晩は熟睡できました。

今朝は、そういう山を超えた爽快感のなか、勢いに乗ってもう少し先に行けそうだと思っていたところ。ご先祖様も応援してくれているのかもしれないですね。一緒に、お茶を飲んで一服。お彼岸の墓参はまだですが、台風の後に行こうと思っています。

毎日、少しずつでも進んでいれば、いつかグリッと大きく進むときがある。粛々と思い通りにしていきます。



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