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タオバオ?アリババ?中国から物を仕入れたい!

何を使えば一番おトクに取引できるのか

淘宝(タオバオ)は中国で莫大な人気を誇る通販サイト。海外にもオープンなものなので、日本にいても使うことができます。
https://world.taobao.com/

しかしタオバオは鬼なので中国語表記しかありません。
パソコンで「日本」を選択してもこの画面やねん。

この時点で「もうダメだー!さっぱりだー!絶望した!!」と言う人は、早い時点でAliExpressへ逃げることをお勧めします。
https://www.aliexpress.com/?spm=2114.52010108.1000001.7.53dc7761vmcWm9
日本語版は訳が自動翻訳すぎてこれまたさっぱりなので、英語版がいいよ。

日本語版のAliのトップページ。「消費者保護」「私は…を買っています。」のあたりから既に自動翻訳感が漂う。検索を始めるともっとカオスだから早めに諦めて英語版にしよう。

国内向けに作られたサイトと海外用ではもともとの値段設定が違うことも多いけど、ハードルの低さが違う。

タオバオの特徴
・中国国内と同じ価格帯で商品を購入できる
・送料が高い
・中国語スキルが要求される
・(中国語さえできれば)フレキシブルに会社と交渉ができる(こんな商品が欲しいんだけど、早めに配送してほしいんだけど、など)
AliExpressの特徴
・中国国内と同じ価格帯ではないことが多い
・英語検索でハードルが低い
・送料無料だけど配送が遅い、いつ届くか分からない

といった感じなので、中国語ハードルを越えるかどうかが鍵です。
そのコストを考えると、AliExpressあるいは国内で仕入れたほうが安くあがることもあるので、自分にとって何がいいかだよね。

タオバオを使ってみる

わたしはアクリルを仕入れる必要があってこの度タオバオデビューを果たしました。
アクリルはタオバオ界で最も高難易度な商品のひとつです。なぜなら加工してもらう必要があるから。
そう、わたしはデビューにしてラスボスと戦うみたいな無謀な挑戦をしてしまったのです。

分かりやすい商品の場合
・商品を選んで購入の手続きへ

アクリルの場合
・商品を選び、専用SNSを使って会社とやりとり
・アクリルの色、厚みなどを確認
・データを送る
・見積をもらう
・オッケーなら購入手続きへ

道のりが長いよ!!!!
基本的に、タオバオにおいて会社とのやり取りは全て専用SNS「阿里旺旺(パソコン版)」「旺信(スマホ版)」を使ってやりとりをします。

これがまたパソコンとスマホの情報が同期されなかったり、送れてたはずのデータが急に送れなくなったり、上手にログインできなかったりと類まれなるクソアプリだとわたしは思っているのですが、このスピード感は非常にいい。最高。

「この商品について教えて」とメッセージを送ると、大体返事が来ます。秒で。
「明日返信してもらえればいいや!」と思いながら深夜2時に送ったときにも秒で帰ってきてわたしは中国が心配になったよ。君、ちゃんと寝てるのかね?

彼らの労働環境はともかく「この色の商品ある?」「うちにはない」「オッケー分かったありがとう!」が1分で済むので、サクサクと話が進む。
このスピード感こそが、中国最大のパワーだよね。
やりとりを続けていくと、脱線したフリートークが盛り上がって注文が蔑ろになったりともかくフリーダムですが、そのユルさも味。
時には「これからもやりとり出来そうだから小銭はいいよ!」なんて言ってくれるので、気持ちがホッコリする商談も少なくないです。

配送はセンターに集荷して配送…というのがタオバオの基本になっているみたいだけど、「早いのでお願い!」といえば快递(国際速達)でお届けしてくれます。
うまくいけば3日(例:月曜発送、水曜着)で届くよ。うまくいかなくても大抵は1週間あれば届くんじゃないかな?

商品さえ決まれば、あとはVISA、Master、JCBのクレジットカードで買えるはずです。
何故か突然よく分からない安全装置が作動してクレジットカードが使えない!なんていうのはデフォルトです。
中国のシステムがいつでも同じように使えるだなんて思わないでください。
わたしは一刻も早く商品が欲しい時、「クレジットカードが使えないからwechat payで払わせてー!」とお願いします。割とオッケーしてくれる。
何かができないとき、他の何かできないか探る、それが中国とのやりとりで大事なことかも。向こうも臨機応変に対応してくれるので。

タオバオはおトクなのか

やりとりが多すぎて数社とやりとりしているうちに1日があっさり終わってしまい、「結果時間コストを食いすぎている…!?」と思うこともままある。
しかしやっぱり日本よりもフレキシブルに対応してもらえるうえ、加工費は安くあがり、さらに日本とは全く違う価値観とのやりとりで得ることも多かった。
良いところと改善すべきところどちらもあるけれど、わたしは異文化の新鮮な驚きに満ちたタオバオをこれからも推していきたい。

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