例の記者会見に関する元記者の人からのお話
最初に書いておくと、
この記事は100% その元記者のオッサンの話を鵜呑みにして書いてる ので
ファクトチェックもしてなければ、もしかするとマスコミ等に対する過度なバッシングとなるデマ記事かもしれない。
なので、そのつもりで読んでいただきたいし
なんならもしファクトチェックしていただいて「コレはウソや」というのが明らかになったらば、訂正したり修正したり記事削除したりする予定なので、ご承知おきいただきたい。
また、この記事に関しては決して投銭はしないで欲しい。
他人様のご不幸で記事つくってお金貰うのは完全によろしくない。
どうかお願いいたします。(何かそういう無課金的な設定ができるのなら教えてくれ)
元記者のオッサンは言いました
例の会見、園長先生がアレだけ疲労困憊して答えた会見だが
SNSなどでは会見中から「やりすぎ」「園長先生にひどいことをする」という声がたくさん出ていて、その結果ネットニュース等でも取り上げられたのは皆様ご承知の通り。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6322772
ただ、この会見のニュース動画を見た元・新聞記者のオッサンいわく、
「この記者会見、取材してるマスコミ的には確実に大成功だと思う」
とのことだったので、その理由を聞いてみた。
※ここからだいぶゲスい話になります
間違いなくマトモな人なら不快になる内容になると思いますので、無理な方はお戻り下さい※
1.確実に写真映えする記者会見
まず第一に、あの手の記者会見、特に謝罪系の会見であれば
(※今回保育園が謝罪することがあったのか?ねえだろ、と思ってるけど)
記者的に必要になるショットとしては、よくある
・ごめんなさい、と頭を下げるショット
・会見中のショット
・最後退席するところとか、去り際の表情
あたりが「狙い目」らしい。(´・ω・`)ゲスやわぁ
更に「狙いに行きたいショット」としてはやはり筆頭に
泣いてる顔、逆ギレしたときの顔、など
"読者が見たがる"エモーショナルな表情、がポイントだそうで。
昔から色んな所で言われるが
「優れた記者は、取材対象を褒めるだけでなく、ときに怒らせたりして本音を語らせる」なんていう言葉がまことしやかに囁かれたりするのだろう。
なので、今回の記者会見でもそれに倣って記者たちは、あの手この手でああいう質問をしたんではなかろうか、というのがその元記者オジサンの話であった。個人的には「そうなのかぁ」と納得してしまった。
インスタ映え狙いで入っちゃいけない所に入ってみたり、
TikTok映え狙いでバイト先でやっちゃいけないことするのと、
大して変わらんのではなかろうかと思わずにいられない。
2.写真だけでなく動画としても撮れ高が高い
次に、その元記社のオッサンいわく「会見の構図が完璧」だと感じた理由として、あの園長先生の泣き方がイイ!らしい。
(´・ω・`)本格的にゲスである。
いわく、謝罪会見等で泣く人はそこそこいるが、声を上げて泣いてくれる人というのはそこまで多くはなくて、
「元県議のあの人」以来、泣くにしてもあのくらい泣いてくれないと、なかなか「撮れ高」にはならないとのこと。
しかし今回は「しっかりと、声を上げて、悲嘆に暮れて泣いてくれた」。
ゲス極まれり、な発言だが
新聞記事だけでなく、ニュースとかネット動画ニュースなどでも「間違いなくこのシーンを流せば視聴者が食いつく!!」と思われる、素晴らしい撮れ高、を叩き出してくれた、というところだろうか。
社を超えて協力して園長先生を泣かせた甲斐がある、くらいのことは思ってんじゃないかなとのことであった。ゲスの極みとはこのことである。
3.確実にバズる。逆風だとしてもバズる。
3点目は、ちょっと意外、というか目線を変えたお話だが「勿論記者たちも、決して自分たちがやったことが『世の中的に正しいことじゃない』という尺度は持ってる」のだそうだ。
記者たちも、当然お仕事である。他社が押さえたであろうステキな「画」や力のある「画」を自社だけが押さえそこなった、となれば、
当然上司から怒られ、クビになったりして生活に困窮する。
第四の権力などと言われたところで、所詮はイチ企業でありイチ会社員に変わりはないのだから。
ここまでで、「何だここからは記者擁護か」と思われた方、
安心して欲しい。
彼らは(元記者のオッサン曰く)その上をいく邪悪である。
彼ら記者の行動原理は以下の3つ。
・当然自分たちの非道なやり方を問題視する人がいるのは分かっている
・ただし、それでもなお「やる」だけのメリットがある
・だから、続けている
更に細かく解説していこう。
①非道なやり方をしてる自覚はある。
ただし他社も同じことをしてる。企業である以上は競争に勝たねばならん。
また、
他社もだいたい同じことをしてるから、叩かれる時は自社だけ、
自分(記者)だけ、ではなく「マスコミ」という全体として叩かれる。
→「やってマスコミとして叩かれる」のも
「やらないマスコミとして叩かれる」のも同じ
→ならやるよね☆
という論理である。
※昨今はこの流れもだいぶ変わってきて、「あのマスコミはよいマスコミ、あの記者はアカン」というような個々に批判や称賛されるケースも出てきたが、全体的に見たら未だ「マスゴミ」という言葉が示すように、
業界全体まるごと良くない!と見られることは多い。
②叩かれるであろう自覚もある。
上記のように、「ひどいことしてる自覚がある」ゆえ
当然自分たちの取材姿勢が叩かれることも織り込み済みとのこと。
ただそこで、「他社もしてる」「そうは言っても視聴者は見るw」とい意見のほか、
「叩かれても結果バズるから実質無問題」という考え方がある。
要は、あの園長先生にひどいことを言って泣かした写真や動画が、おそらく今後一週間くらいはテレビやらネットニュース、SNSなどでたくさんたくさん掲載され、再生されるのはほぼ確実。
そうなれば当然、その「たくさん皆が見てる写真とか動画」を取った記者、というのは「よくできました💮」の評価になるのだそうだ。
この辺り、「何でも良いから老人騙してでもいいから契約取ってきたヤツがエライんじゃボケェ」という、あの業界とかあの業界に非常によく似てるなと思ったりした。
既にいくつかのワイドショーやネットニュース等では
「こういう悪質なメディアの取材が問題になっています!」という話も出ているが、この手のマッチポンプ的な番組によって、
視聴者の溜飲も下げつつ視聴率や閲覧数を稼いでいく、というのも当然計算に入っておるそうで、元記者オッサンの話が「真実なら」ばだが、
クソ邪悪っぷりここに極まれり、という印象を受けた。
※個人の感想です。
※全ての記者さんがそうでないとも思ってます。実際そういう質問してない記者さんもいましたし。
③だがその結果は痛くも痒くもない(と、思われてる)
さて、ここまで
・非道だけど他社もやってる論
・叩かれてもバズるから無問題論
・マスコミよくないニュースで対消滅できる論
などを紹介してきた、今回の件で一番悪辣だなと思ったのが
「視聴者・読者は、どんだけ怒ってても来週か再来週には忘れてる、と思われてる」説だ。
実際これは結構事実だと個人的には思っていて、僕も一週間前のニュースを10個言えるかと言うと難しいし、以前からこの点は色んな所で指摘されていることだろう。
特に、テレビや新聞に比べて移り変わりの激しいネット情報では次々に新しいニュースが流れてくるために、今回のことも、果たして一ヶ月後、半年後、一年後にどれだけの人がまだ問題意識を持っているか、というと厳しいのではなかろうか。
ツイッター等では既に「BPOとかに通報しよう」「スポンサーに言おう」という動きもあるが、元記者オッサンいわく、
・日本のツイッター人口は約4500万人。国民の3人に1人の割合。
・そのうちのどのくらいが↑の呼び掛けに気づくか?
・更に何人が実際の署名活動などに参加するか?
・そうして提出された一定数の署名で、どのくらい改善がなされるか?
というと「結構数字としては厳しいと思う」とのこと。
一方テレビは既に95%以上の普及率があるわけで、
ネットで皆が怒っても、テレビへの改善はなかなかなされず、テレビだけを見てる層ってのがこの記者たちのメイン顧客なわけで、そもそもネット民が何言おうとも「大して気にならない」うえ、どうせしばらくしたら忘れるから「やったもん勝ち燃やしたもん勝ち」の風潮は止まらないだろうとはオッサンの弁である。
個人的な結論
マスコミもバズりありきで何でもアリだし
ツイッタはじめSNS界隈もバズりありきで何でもアリだし
昨今ホントろくなもんじゃねえな(´・ω・`)
何かしらの解決策を思いついた、もしくは思っている、
という方は是非とも教えていただきたい。