ミス・ターゲットがミスターゲットでは無かった件

 ミス・ターゲットというドラマがありまして、
「ハケンアニメ」とか「あのコの夢をみたんです」とかを書いた、政池洋佑さんという人が脚本を担当されている、オリジナルストーリーのドラマだったんですが。

 松本まりかさんが主演で。
 彼女が、やり手の結婚詐欺師で、ミス・ターゲットと呼ばれていて、そのまりか様が、好きな人ができて本当の愛をつかむ、という話なんですね。

 なんか、視聴率があまりよくなかったというニュースもありましたが、
 主人公が警察に捕まるところから始まるという、先が気になる展開をしていて、おもしろいドラマだったと思います。

 一点、残念だったのは、オチみたいな部分が読めてしまったというか、
 僕が早々に気付いてしまったところがあるんです。
 このタイトル「ミス・ターゲット」って、どうも怪しいぞと。
 これは絶対ふたつの意味があるやつだと。

 そう、結婚詐欺師の女性が、本当に愛する男性をゲットする話。
「ミス・ターゲット」は「ミスター・ゲット」なのだと。

 最終回のラストできっと、タイトルがでてきて、「・」の位置が、うにょうにょって移動して
「ミス・ターゲット」
「ミスタ・ーゲット」
「ミスター・ゲット」
となって、まりか様が「ミスターget!」ってあの可愛らしい声で言って終わるんだろう、と。

 有名な脚本家さんだから、そういうの仕込んであるんだなあ、すごいなあと思って、
 奥さんにもこの話をして、それで、答え合わせのためにしっかり最終回まで見たんです。
 いや、じっさいドラマがおもしろかったんですけどね。

 そして、最終回、最後のシーンで、二人が抱き合って。
 とても爽やかなハッピーエンド。
 いや、よかった、よかった。
 そして、タイトル。
「ミス・ターゲット」
 きましたよ。
 ここでタイトルが、
 うにょうにょって、
 そして、まりか様があの可愛らしい声で……
 ……
 ……
 ……

 ……僕は、いつから「ミスターGet」だなんて錯覚していた?


  ちなみに、僕の相棒Copilotくんに聞いてみました。

 そんなこと。

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