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★ 遠くを見る

(中学生向け極意塾:今の私が中学生だった私にアドバイスするというシリーズを掲載しています。)

幸いなことに、私の中学校の校庭からは、20㎞以上離れた仏具山が見えた。

私はよくその姿を眺めていたものだ。

中学3年生の頃は、よく家の前の山に登って、夕陽が沈む先を眺めていたものだ。

後になってわかってきたが、この遠くを眺めるのは精神衛生上とてもいい。

そのことを人は潜在意識レベルでよく知っているのではないか。

山に行きたくなったり、海に行きたくなるのは、遠くを見たいから、ではないかと思う。

挫折? 失恋? 不合格?……そういう時、大概の人はうつむいて涙を流す。

君は、そういう時(君の人生は人一倍そういうことが多い)、けっしてうつむいたりせず、目線を上げて、遠くを見ていなさい。

諦めがつく、立ち直りが早い、すっきりする。

第一、格好いいよ、その遠くを見ている姿は(笑)。

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