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ヤンバルクイナを追いかけて①
沖縄本島北部・国頭村へキャンプに行ってきました。
奇しくもそれがヤンバルクイナを追いかける旅になったので記録しておきます。
■ヤンバルクイナとは
沖縄本島北部に生息するツル目クイナ科の小柄な鳥。
くちばしと足は赤色。背は暗褐色で胸から腹は白黒の横縞模様がはっきりと見られます。
翼が短く、飛んでいる姿の観察例がないことから、移動のためには飛行をしないと考えられており、歩行が主の鳥です。
そのため、「飛べない鳥」などと言われます。
1981年に沖縄島北部の常緑広葉樹の森林で発見されたとされており、国指定の天然記念物となっています。
ですが、、地元の人には「アガチ(アガチャ)」とか「ヤマドゥイ」といった名前でよく知られた鳥でもありました。
アガチ(アガチャ)は「慌て者」、ヤマドゥイは「山の鳥」という意味です。ヤンバルクイナは足が早く、タタタタと走る様子から「アガチ」などと呼ばれていたのかもしれません。
地元で愛されていた様子がわかりますね。
そんなヤンバルクイナ、絶滅も危惧されている鳥なのです。
山に捨てられた野良犬や野良猫、ハブを食べてくれるのでは、として放されたマングース、車の事故などにより、数が減っているのです。
そんなヤンバルクイナ追いかけ旅。
スタートは国頭村辺土名にある、国頭郵便局から。
ここには、2021年4月、沖縄を代表するアーティストのPOKKE104さんが、地元の子供たちと描いた壁画があります。
郵便局の入り口の壁に描かれた壁画。
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手紙をくわえるヤンバルクイナ
朝早い、誰もいない時間に行くのがオススメです。
大きなヤンバルクイナと蝶、そして鮮やかな色が印象的で、「おおー!」となります。
【場所】国頭郵便局
住所:沖縄県国頭郡国頭村辺土名1420-1
郵便局のあとは
沖縄本島最北端、辺戸岬を目指します。
辺戸岬から、海を隔てて見えるのが森の中にポツンと見えるヤンバルクイナ。
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初めて見ると、「???」「なんだあれー?」と頭がパニックになりそうになると思います!
これだけ離れて見えるものなので、大きいものだとは分かると思うのですが・・・
なんと、11メートルの大きさの巨大ヤンバルクイナなのです!
せっかくなので、その巨大ヤンバルクイナに向かって車を走らせてみましょう。
「ヤンバルクイナ展望台」の看板が出てくるはずです。
ジャングルのような道を走っていくと、小さな駐車場があらわれます。
車を置いて奥へ歩いていくと、巨大ヤンバルクイナ展望台に行きつきます。
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案内板には、
「高さ11.5m。
村の鳥をモチーフにした展望台であり、辺戸岬等の雄大な景勝地を望むことができる。」
とあります。
この日は残念ながら曇りでしたが、
辺戸岬全体を見渡すことができる、最高の立地。
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さて、ヤンバルクイナ展望台は・・・
というと、コレ!!!
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鳥・・・なの!?
下に立つと、鳥の全貌を見ることはできません。。
とにかく、でっかすぎ。
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前から見るとこんな感じ。
完璧に妖怪です。
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お腹の中は階段
ディテールひとつひとつにこだわって、めちゃくちゃリアルです。
足はグロテスクなほど節がしっかりとしていて、恐竜のよう。
ウルトラマンなどの特撮系の怪獣を思い起こさせます。
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体の中には階段があり、お腹の部分からは外が見えるようになっています。
「そうだ、展望台だったんだ」
大きい物が好きな方、リアルなものが好きな方にはとってもオススメです。
沖縄の台風にも負けずに立ち続けているヤンバルクイナ。
今後、辺戸岬へ行く度にこのヤンバルクイナ展望台が無事か、チェックしに行ってしまいそうです。
【場所】
沖縄県国頭郡国頭村字辺戸
ヤンバルクイナを追いかけて②に続く
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