自分の確定申告を振り返る~税理士自身の確定申告~①

そういえば今年も正式な確定申告時期である2/16より前にという自分の中での目標通り、先週の三連休前に自分の確定申告を終わらせてました。せっかくなのでそのことを書きます。

人の確定申告って、気になりますよね。そこで、税理士であるわたしが、実際の金額もなんと、公開はせずに、確定申告どんなもんかというのを書いていきます。

(1)前提というか

・これまで、ずっとサラリーマンではあったけれども、ふるさと納税をしていることを主な理由として、8年ぐらい前から確定申告を毎年実施。
・2017(平成29)年分からICカードリーダも買ったので、マイナンバーカードを使って自宅で電子申告。
・いずれも、国税庁確定申告コーナーで作成。年々使い勝手は良くなっていっている気はする。

(2)確定申告すべき所得

わたしの場合は
給与:10月31日まで税理士法人で働いていたため
事業:11月1日から開業。当然青色申告。
配当:ちょっとだけ上場株式を持っており、総合課税で申告した方が(まだ)有利だと判断しているため
雑(業務):税理士法人時代に行っていた公認会計士としての業務及び租税教室に行った際の報酬
退職:税理士法人で税退協に入ってたので発生

となります。これがそれぞれ・・・えーと、そこまでの金額ではないです。

(3)所得控除(所得から差し引かれる金額)

社会保険料控除:社会保険料。改めて見ると多いな…
生命保険料控除:学資保険。前々職で某機関とのお付き合いで加入したもの
基礎控除:合計所得金額が2,500万円を超えてないのでありますって
寄附金控除:各所にふるさと納税をしているため

くらいです。配偶者は、フルタイムで働いているため配偶者(特別)控除はありません。こどもたちの医療費は基本的に自己負担ゼロで、親の方はそこまでお医者さんに行くことはないため、医療費控除もなし。

(4)2021年確定申告のトピックス

・事業開業 青色申告決算書を作成
・生命保険料控除(ついでに医療費控除)のデータをマイナポータルから入手し取込
・寄附金控除のデータもふるさと納税サイトであるふるさとチョイスから入手して取込
(ログインしてデータ作成依頼をして一晩おかないとデータが出来上がりません)
・所得税の確定申告書上で配当所得を住民税では申告不要と出来るようになったので、それをチェック。

(5)入力等

まず、個人の事業所得を確定させます。これは日を改めて。
あとはいつものように、書類を見て源泉徴収票、特定口座年間取引報告書、雑所得の支払調書といった情報をぱたぱたと入力。

ここで、上記の生命保険料控除、寄附金控除がポチポチのデータ取得でシャキーンと出来たのは、地味に良かったです。ついでに医療費控除のデータも勝手に取得され、申告書に反映されました。いらないけど。

そういえば、前年度のデータを呼び出してそれを利用すれば、入力の手間が多少省けるんですが、事業を始めたせいかそれがどうもうまくできず、新しくデータファイルを作りました。それでも、マイナンバーカードに登録されている情報はカードをかざせば自動で反映してくれるので、多少はラクです。

(6)結果と送信

出来上がってざっと見て還付額を確認して、ぴぴっと送信。おしまい。
ふるさと納税の寄付金控除があるので、まあ還付になる。還付額は…サイゼリヤで豪遊できるぐらいはあります。いつ返ってくるかなー。

なお、別途送付資料はありません。電子申告したので、基本的に各種資料は全部自分で持っとけってことになってます。

(7)いちおう宣伝

ここ(note)で宣伝をしていいかのかわかりませんが、当事務所(といっても私しかいませんが)は確定申告の対応に、若干の余力を残しています。

昨年(2021年)に開業したんだけど確定申告ってなーにーという方、いままで自分でやってきたけどもうやりきれない、という方、ご連絡いただければ対応いたします(若干名)。事務所HPを見てご連絡ください。世間並みの報酬相場で、税理士自身が説明をして申告します。(ただし、基本的に3月に入ってからです。)

次回以降は、特に自らの事業所得について見ていきます。

本日は以上です。ご覧いただきありがとうございました。


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