文章と人格は別物だ
文章と人格は別物だ。
文章から人柄がにじみでるとか言うが眉唾だ。人柄という言葉が曖昧なのでなんとでもいえてしまう。茫洋とした言葉で何かを結びつける文章は要注意だ。
文章と人格は別物だ。
なにしろ、文章では、何だって書ける。
ツイッターではいいことを言っているが、実際の言動はとんでもないという人がいる。
文章内人格を設定して、書き続けることだってできる。
中学二年生にだってなれるし、知恵者を気取ることもできる。
それは文章のもつ自由さでもあるし、嘘のつきやすさでもある。
そこまで極端ではないにしても、全人格を暴露して書くことはない。そんなすごい文章はそもそも書けない。
自分の表現したい部分をピックアップして書く。ということは表に出したくないことは隠して書いているのだ。
文章と人格は別物だ。
だから書いた文章は自分そのものではないし、書いた文章は作品として評価される。
評価されるが、その文章は、その人そのものではないのだから、文章の評価と人格の評価を混同してはいけない。
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