「意識の進化史」から意識を再定義する『意識はなぜ生まれたか』
マイケル・グラツィアーノ 『意識はなぜ生まれたか』が興味深い内容だった。
「意識はなぜ生まれたか」がテーマ。前半は「意識の進化史」とでもいう内容で、カブトガニからカエル、哺乳類へと進化をたどりながら、意識がどのように生まれたかを解説する。
「意識とは何か」「主観的体験とはどういうことか」「AIは意識を持てるのか」といった謎を、スパッと解明している。
そこでキーとなるのが、「注意スキーマ」と「内的モデル」だ。
各章の内容をピックアップしていきながら、興味深かったポイントを拾い上げてみよう。
第1章 ぬいぐるみに意識は宿っているか
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