大熱波ラジオ7
こんちにはこんばんはもしくはおはよう。ほぼ月1でお届けするテキスト版の大熱波ラジオ、第7回目です。
ゲーム『BAROQUE』(1998)企画監督脚本の米光一成がお届けします。
基本的に #大熱波ラジオ のツイートを眺めながら(ツイートしてね)、つれづれなるままに「BAROQUE」っぽいものを語っていく企画。
noteの「表現道場マガジン」内の企画としてスタートさせました。ラジオっぽく喋っていく感じで書いていきたいと思っています。
今月10月29日と30日のゲームマーケットでは、ゲームの新作『走れメロスたち』『国家予算人狼』を出します(取置予約受付中)。よろしく。
さて、BAROQUEの話題。
サターン版のパッケージは、透明フィルムに印刷してそれを3つ折りにして3層構造にした。
1層目がロゴ、2層目がキャラ、3層目が文字、その奥に神経塔がある(記憶で書いてるので間違ってるかも、間違ってたら指摘して)。
写真で見ると最奥の神経塔が薄ぼんやりと見えるが、薄ぼんやりとした画として描いているのではなく、その手前のフィルムで薄ぼんやりになっている、のだ。
「多層」が本作のテーマのひとつなので、このパッケージはいい!と、創ってる者としてはチカラを入れて、意気込んでつくった。いいものになったと思う。
が。
フィルムに印刷する時点で予算がかかっているのだが、フィルムを3つに折るのが手作業じゃないとダメ(特殊なことやると機械でできなくなる)うえに、さらにそれをパッケージのところに挟み込むのも手作業になり、さらに予算がかかってしまった。あうあう。
サターン版ではパッケージに予算かけすぎて怒られたので、プレステ版は、反省して、「白いパッケージに白でタイトル入れるだけにしましょう!」と言ったら、さすがにそれはダメってことになったので、こんな感じに。
お客さん向けじゃなくて、お店に搬入するときのケースみたいなイメージ。本当はこのパッケージをはいでから陳列するのに、はがさずに陳列してしまったよ感を出したかった(あんまりうまくいってない)。
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