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ヤイリギターで

ヤイリ(K.Yairi)のギターが欲しくなった。
アコギはモーリス(W-50)、YAMAHA(APX-10TS)、TAKAMINE(TDP561C)、リトルマーチン(LX-1)と所有している。
ヤイリは1本も所有したことがない。
去年(2023年)はなんやかんや頑張ったのでご褒美にヤイリのギターを1本買おう!とネットでいろいろ物色していると、とあるギターを発見!
その昔めちゃくちゃ憧れたTAKAMINE のあのギターと同じような風貌。
「そうだ!これだ!!」と電流が走り、Kヤイリのセレクトオーダー(フルオーダーではなくカタログモデルをベースに素材・形状・パーツなどを自由に組み合わせ製作してもらえる)で自分だけの1本を作ってもらうことにした。
基本モデルはこちらKYF-2(¥145,000)。


そう、1991年に長渕剛さんがJAPANと言うアルバムのジャケットで高らかに掲げていたTAKAMINE のfホールギター「NPT115-6(T,N)」通称JAPANモデル。

ご本人に納めた以外の一般販売はもともと数量限定と言うこともあり、30年経った今現在でもほぼ市場に流通しないし、たまに出てきても70万前後と言うなかなかの金額なのでもちろん手が出るはずもない。

そこでこのJAPANモデルっぽいギターをヤイリのKYF-2をベースに作ってしまおうと言うまさに自分にとって一挙両得なプロジェクトだった。
本当は直接ヤイリギター本社にオーダーしようと思っていたのだが、ひとまず全部盛りでどのくらいの金額になるのか下調べしてみたくて特約店である下倉楽器(お茶の水)へ行ってみた。

希望するイメージに極力近づけるべくラーメンで言うところの「全部盛り」に近い感覚でカスタムの希望を伝えた。とんでもない金額になるのでは?と思っていたがヤイリギターの細部にわたるカスタムの金額設定は明瞭かつハイコスパで、まさかのほぼ予算内(プラスちょい?)で行けそうな感じだったので、ヤイリギターへ正式な見積もりを出すべくオーダーシートへ記入した。
カスタマイズと各金額は以下の通り。

・ネック製作:テレキャスタイプのシングルヘッド ¥40,000-

・ヘッドバインディング:白セル ¥5,000-

・ネックバインディング:白セル ¥5,000-

・ボディカラー表:LS→CS(チェリーサンバース                                      ト) ¥10,000-

・ボディカラー横裏:サイドはCSの濃い部分の                                             色、バックはCS) ¥2,000

・ネックカラー:CSの濃い部分の色 ¥3,000-

・ヘッドロゴ:K.Yairi 筆記体 金転写 ¥0-

・フィニッシュ:サテン ¥0-

・ペグ:ゴールド(通常仕様のもの) ¥0-

税別合計¥210,000-

税込合計¥231,000-

ヤイリギターへ直接オーダーではなく特約店である下倉楽器にてのオーダーのため10%割引が適用され最終販売価格は

¥207,900-(税込)

即決でオーダーを依頼した。

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………..

そして正式オーダーから約7ヶ月………。
待ちに待って仕上がってきたのがこちら!!

 当初のイメージ通り…、いや、実際に見て手にしてみると想像以上の仕上りでめちゃくちゃ嬉しい!
カスタム代¥62,900が高いか安いかは捉え方次第であろう。
カスタムショップのように1人の職人さんがイチから10まで手掛けるわけではなく、あくまでライン製作上でのセレクトオーダーではあるが、各部門専門の職人さんが責任をもってしっかり仕事をし、1本のギターを作っていく工程の中で好みのリクエストを全て形にしてもらえると言う事を考えると自分は決して高くはないと思う。

欲しかったヤイリギター...

欲しかったJAPANモデル...

弾くのはもちろん、このギターを見ながら飲むウイスキーがどれほど旨いことか。

ヤイリギターでセレクトオーダーをしようと思っている方の参考に少しでもなれば幸いです。


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