造型を考える~ノンブラン~
さて今回はマスクから離れてノンブランと言うアイテムの造型を考えてみたいと思います。
あのマスクの角のヒント
もともと獣神サンダーライガーのマスク、正確に言うと「獣神ライガー」のマスクの角って何をモチーフにされたかご存知でしょうか?
パプアニューギニアのダニ族などが装着していることで有名なぺ○スケース「コテカ」なんです。
その昔実際にSIMAにコテカが飾られていて、当時師匠が『ライガーの角ってこれがヒント』と言ってました。
『革でコテカ作ったら面白いぜ!パプアニューギニアに旅行する時にお土産で持っていったらダニ族喜ぶぜぇ。いつか秘境の旅番組でカメラ入ったら皆メイドインジャパンのコテカしてたりしてな(笑) あーっはっはぁ(笑)」と大盛り上がりしたりw
そんな笑い話から随分年数は経ちましたが、ふと思いだし実際に形にしたのがこれらです。
ノンブラン
“装着すればぶらんぶらんしないから”という軽い下ネタがネーミング由来ではあります。
造型自体は基本的にはライガーの角と同じ論法ですが、大きく違うのは綿を詰めないこと。
それなりに張りのある素材で表地と裏地を作り合体させて強度を出しています。
合皮そのものや、合皮に生地を貼ったりとやり方は如何様にも。
が、問題はどう装着するか...。
このポイントにかなり試行錯誤しました。
革ひものパズル
ダニ族と同じように紐で縛ることを目して革紐を使ってどう装着するかと考えた時に、輪っかを玉袋に引っかけて腰の後ろで紐を縛る。
果たしてそれを1本の紐でどうやって作れば良いのか?
それをするためにはノンブラン本体にどのように紐通しの穴を開ければ良いのか。
これは正直めちゃくちゃ考え抜きました。
閃きが降りてきたのではなく練りに練ったと言った方が正解かもしれません。
これは実物を手にされた方が『なるほどな』と思っていただくべき所なのでここでお話はしませんが、1本の紐で全てを解決する方法を見つけました。
それぞれの雰囲気
先程のラインナップを一つ一つ見てみると、
次の2本はDX(デラックス)ver.です。
お約束ですが、試験管を中に入れて一輪挿しとして使用していただくのもありです。
が、刀を飾るように陳列してみると博物館レベルのお宝に見えると言う遊び方もありですよ。
パプアニューギニアに行かれる方は手土産に是非どうぞ。オーダーお待ちしています♪
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