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アノ おじ(い)さんは今…本当にあった世にも奇妙な眉山通勤物語

皆さまおはようございます。
徳島大学細胞生物学分野・ヨネケン秘書のあべみょんです。

突然ですが、私はマイカー通勤でございます。
徳島大学蔵本キャンパス付近でも起こる、朝のラッシュ時の渋滞には大変頭を悩ませておりまして

ここ数年は、少々距離は伸びるものの、信号なしの眉山越え(走り屋さんが好きそうなクネクネ道)ルートで通っております。

ちず

知る人ぞ知る抜け道?でございまして
木のトンネルの中をクネクネクネクネ進みます。

そのクネクネ道、
一応、遍路道でもあるようです。
が、まぁ、私が通る時間帯(朝8:00過ぎ)はほとんど人は歩いておらず、と~きどき、自転車で頑張って登っている人や、朝のウォーキング?の人がいる程度


…なのですが

数年前のある日のことでした。

その日もいつも通り、私は眉山の薄暗い山道を、軽快に走っていました。

前にも後ろにも、私以外の車はいませんでした。

山頂を過ぎてすぐ、さて、下ろうかというところにその人はいました。

日本兵の格好をしたおじ(い)さんです。

お遍路さんのような杖をもって、首には大きな数珠をさげています。
なんというか、本格的な日本兵の格好です。

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↑写真の皆さんのような感じ ここまで服が汚れていたかは覚えていません

いやぁ~!気合の入った日本兵コスプレだなぁなんて、思いながらいつも通り出勤し、当時の研究室にいたスタッフにそのことを話しました。


「今朝、眉山越えしているときに、日本兵の格好をした人がいて~」と、こちらは、おもしろい人がいたというテンションでお話しておりましたが…


『・・・あべさんそれ・・・ 大丈夫なやつですか?』と、言うわけです。

それは見えてはいけなかったものではないか?と。


やだやだーもう(笑)何言っちゃってるんですか~(笑)なんて

笑い飛ばして、いやぁ~、ほんと。オバケだなんて言うんだからもう、面白いこと考える人がいるもんだぁ。と思って、今度は広島の母親に、「今日こんなことがあってさぁ~」とメールを送ったのですが、


薄暗い、誰も走っていない山道で、日本兵を見た と、、説明すればするほど怖い話になっていきまして。


いやいやいやいや。でも、
日本兵の格好のおじ(い)さん、とても恰幅がよく、生気に溢れており、朝日を浴びて「ふぅ~!やっとこさ山頂付近まできたー」というすがすがしい表情。足もあったし、透けてもいなかった。

まぎれもない、人間だ!そうだ絶対。人間だ人間だ!


ああ~あ。言えば言うほど怖い話になるってほんと。面白いことがあるもんだわぁ~・・・なんて

家に帰って今度は夫に笑い話としてこの話をしたところ


『それは間違いなく幽霊です。絶対に家に連れ帰らないよう気をつけて』と真顔で言うわけです。

いやいやいやいや。ないないないない。だって、ぜんっぜん恨めしそうになかったもん!ほんとにマジで!

『本当の幽霊とは、人間と見分けがつかないもんだって、江原さんが言ってました』

江原さんとは、スピリチュアリストの江原啓之さんのことでありますが。


いやいやいや・・いや・・・・え?や・・、でも、、ぜったい、、たぶん、、きっと、、、ただの、、、おじさん・・・のはず


『眉山は、出るよ。有名』


え・・・ や・・でもほら。  朝だし・・・


『写真とか動画を撮ってみたら?ま。。。写らんかもしれんけど・・・』



やめてくれる・・・!?


『まぁ、肩が重くなったら気をつけて』



やめてくれません!?(夫の意地悪はしばらく続きましたw)



次の日の朝も、その次の日も、日本兵のおじ(い)さんは現れませんでした。

まぁ・・・気のせいかな。


ところが忘れかけていた数週間後、、、また!あの!

生気に満ち溢れた恰幅のいい日本兵おじ(い)さんが眉山を登っていたのです!!!!


いた!!!!!


ああでも、ドライブレコーダーはない・・・。急に現れるもんだから、スマホの用意なんてのもしてないし。通勤中なもんで、車を停めて引き返すなんてこともできない。ああまたしても証拠を押さえることはできません。



「また、見たんです。でも、幽霊っぽくないんだよなぁ・・・」と、また出勤してすぐ、スタッフに相談。

『また・・・出ましたか』といって、真顔で眉山の心霊スポット情報を調べてくれています…


『出るって書いてありますね。なるほどなるほど~』



なんて、もうみんなが寄ってたかって、私をビビらせてくるわけです。


私は大変に純朴で素直な人間でございますので、
本当にちょっと怖くなってきちゃって、落ち込んでいたのですが…


『こりゃあ、探偵ナイトスクープ案件だなぁ』の言葉に救われます。


探偵さんに調べて・・・もらう!?!?


え!?それいい!!

探偵さんに来てもらえる!?


『阿部さん家のリビングで、竹山と阿部さんがスマホの画像を見ている様子が、僕には見えますよ』


竹山探偵なんですね!やぁ~たむけんがいいなぁ。。え?探偵さんって指名制なんですかね!!!



『もうちょっと、日本兵おじさんが現れる時間とかが特定できればいいんですけどね』


ホントだホントだ!!!!探偵ナイトスクープにお願いするならもっと頻繁に見かけたい!!!!おじさんお願い!明日も出て!!!くれええええ!!


それから私は、来る日も来る日も、日本兵おじさんが出てくるのを心待ちにして出勤しましたが


探偵ナイトスクープにお願いするぞと決めて以来、まったく見かけなくなっちゃいました。。。


ええ…もっと情報が欲しいのに…さすがに今呼ぶのは忍びない(採用される気満々)


そうこうしている内に、日本兵おじさんに対する恐怖心はちっともなくなってしまって。いよいよ見かけなくなっちゃったし。探偵さんへの依頼も未遂に終わっちゃいました。


その後、もう一度だけ見かけたことがあるのですが

相変わらず、おじ(い)さん、日本兵の格好をしてはいるものの、コンビニ袋を手に、落ち葉拾いに興じていらっしゃった…ので


なんかもう絶対オバケではなさそうだなと思ってはいるんですが。



真相は闇の中~。


これは果たして研究室ブログなのか!?

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