絵描きなのに、絵を描かずに文章を書いたり、声を録音したりする理由。/日記299日目

2020.5.14.金 #299日目

「早く朝にならないかなぁ」と思いながら日が登るのを待っている京都の絵描きよねはんです。
*今日は正直な話をします。よければお付き合いください。

画像1


「これ、良い作品になるかなぁ」…と、ふとした時に絵を描きながら思うことがあります。

こういうこと仕事するなかで、よくありませんか?少し弱気になるというか。

作品を生産して、それを見てもらって、買ってもらって生活することは甘くない。

当然、作品はクリエイターが価値を追加してあげないと買ってもらえない。
育児放棄になると分かっていても、だけどできないと弱り果ててしまうこともあります。

今日はそんなところから話をします。

僕は、京都で絵描きとして活動を1年半くらいしている25歳の新米絵描きです。

「いや、絵のことは正直よくわからない」という人も居るかと思いますから、軽く僕の現状を踏まえて貰うためにもご説明しておきます。

まず、絵はご存知の通り価格変動する分野です。
だけど、わかりやすいと思うので今回は敢えて金額でお伝えしておきます。
僕でいうなれば、だいたいハガキサイズの絵が、3000円から5000円くらいで買っていただける絵描きです。
他にもB5やA4サイズの絵で、5000円から3万円と幅も出てきました。
価格の話はここまで。

あ、面白くなかったですか?
すいません。

だけど、人はお金を貰わないとそもそも生きていけない種類の動物ですし、これくらいは許してください!


さて、気を取り直して。
ここで、過去の販売に関しての実体験から感じたことをお伝えします。

実は、無料で描いていた時期も当然あります。「僕の絵の価値は小さいのだ…」「初心者なんだかは仕方ないことだ…」と。そんな風に捉えて無料で描いてました。

ところが、昔々の時代からは、進化しているのです。
無料で描いて提供した作品も、その後投げ銭(クラウドファンディング含め)をもらうことができたりと、活動の形っていうのが発展してきました。
(*クラウドファンディングに関して日本でも7〜8年前からあったんですけどね。ぼくたち世間の時代変遷ってむちゃくちゃノロマですよね。)


ある日、気がついたんです。
「作品に価値を持たせるのは、自分がどう動くかなんやわ」って。

つまり、僕の活動を知っていれば知っている人ほど、僕の絵に価値を見出してくれるわけで。
僕が色んな活動をしつづけて、それの実体験や結果をみんなに話すことで、より一層僕の作品に愛着を持ってもらえるのだと。


僕の活動には、有名人のように花があるわけではありません。

この毎日の日記noteにしてもそう。
例え、頭を悩ませて書いてもお金が入ってくるほど世界の文豪は甘くありません。グローバル化したこの世界でオンラインに出るということはそういうことです。

だけど、「絵を描いて生きていく」ために「京都の絵描きよねはんの活動に興味を持ってもらう」ことが大事だと思って日々更新しています。

Spoonも、Twitterも、Instagramも、YouTubeも、展示会も。
全部、絵に興味を持ってもらうことのため、人として動きに興味を持ってもらうためにやっています。


簡単にお金取ればいいのに。
ってわけにはいかないんです。
僕が高めたいのは、「絵を描いて生きていく」こと自体の価値観と、そのために必要な「絵の価値」の2つです。


多分、ここまで読んでいる人も少ないでしょう。わかっていて書いているし、長文苦手な人は、Twitterをやっていると思うので、Twitterにも呟くようにしています。文が嫌いな人には、Spoonという音声メディアで声を通して言葉を伝えています。

例えば、そうは思ってませんが、時間労働だと考えたら?こんなのは効率の悪さに驚きます。

どれも何時間やっても、賃金ほぼゼロなのですから。


あ、起きてますか?
まだこんな暗い感じの話では終わりませんよ!

作品にはお金を払ってくれる方は多くなってきています。

学生さんから社会人の方まで、資金繰りの中でも、お金を貯めて絵を買ってくれる人がいるんです。

なんなら、人にプレゼントしてくれたりする人もいるんですよ。
そんなのは、はっきり言ってたまったもんじゃないくらいに嬉しいです。


「絵を描いて生きていく」そのこと自体の価値を高める。

「絵」自体の価値も高める。

そのために、文章を書き、声を届け、写真を見せ、絵に興味を持ってもらう。

絵描きは、「活動」を売って生きている物だと思うようになりました。

「この作品、良いものになるかなぁ」と不安や心配になったら、その作品を前にこう思ってみてください。

この作品を作った自分の「動き」が、この作品の価値を高めるんだ。と。


是非、参考にしてみてください!^ ^
では、ばいばーい!


いつもありがとうございます🎈 皆様からの【サポート】は、活動の画材や出展料に使用させていただきます。