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高齢者が有利の日本の選挙

夏の参議院選挙がありますが、「また高齢者のための選挙か」と嘆いてしまう。正直、今後20−35年は50代以降の世代のための選挙が続くだろう。

以下は第25回参議院議員の通常選挙結果の結果を元に、総投票数の75%を50歳以上が占めます。(下図の右側にある3600万以上がそれを指す)。

黄色は総務省の令和4年人口推計https://www.stat.go.jp/data/jinsui/pdf/202203.pdf
 青色は第25回参議院議員通常選挙https://www.soumu.go.jp/main_content/000646758.pdf
を参照

ちなみに、
 赤色は、年齢
 黄色は、人口
 青色は、投票率
 緑色は、各世代の人口と投票率から割り出した、投票者数
 空欄は、0−14歳で選挙権がない、80歳以降はまとめられているので空欄
 15−19世代は適当に2で割った。

先にも言いましたが、投票する有権者の割合(総投票数)は50歳以上が75%を占めています。
なので、必然というか候補者は衆議院にしても参議院にしても数年の人気なので、得票数を稼ぐなら「50歳以上を対象に、彼から支持を得られる政策をメインにする」が選挙攻略の基本になる。

そもそも今回の参議院の通常選挙は、参議院議員の半数が選挙対象であり、丸っと議員が変わるわけでもない。

上記はあくまで、投票数も全国全ての世代を集めたわけではなく、特定の選挙区(上記の選挙であれば47,044投票区の中から、188投票区を抽出)と抽出方法をとっている。
また、選挙区の世代分布を考慮した選挙を取る必要があるため、必ずしも50歳代以上をターゲットにすることが有利に進むわけではない。
ただ、日本の人口における世代分布を考慮すれば、50歳以上をターゲットにするのは選挙において、基本中の基本戦術と言える。

今のままでは、残念ながら日本は若い世代(20−40代)がどう頑張っても、日本を牽引することはできないし、若い世代の目線や将来のためと謳う議員は現れることはない。

民主主義を謳う日本で、今後何か少し変えれるとすれば、この若い世代が選挙に行くことくらい。

私もその若い世代だけど、その若い世代が”政治”について少し話すと、なぜか白い目を向けたり、関係に距離を置かれたりするので、先に話した通り20−30年は「50歳以上を対象に、彼から支持を得られる政策をメイン」になる。いろんな分野の多くの有識者が「日本は今後も低下/停滞する」は、私も同意である。



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