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子どもの成長

息子が年少のとき、毎朝の登園が大変だった。

幼稚園に行きたくないと泣いて泣いて泣きわめく日々。
園服に着替えるのも拒否。
息子だけ私服で登園していた時期もあった。
自転車から降りるのも拒否。
先生が息子を自転車から降ろすのを協力してくれた。
先生が気にかけてバトンタッチしてくれる日はいいのだが、もちろんそれが無理な日もある。
そうなると息子とお別れするのに本当に時間がかかるのだ。行かないで、側にいてと大声で泣きつかれてしまう。

毎朝の登園が私も息子も辛かった。
息子以外に泣いている子はいなかった。
たまに泣いている子がいても、息子ほど激しく泣いている子はいなかった。
行きたくないよね。分かるよ。お家が好きなんだね。息子の気持ちを受け止めつつ、頑張ってもらう日々。
給食がいやだ。バイバイするのが嫌だ。などなど息子が幼稚園での嫌なことを先生に伝えないといけない日あった。

だけど、本当にゆっくりだけど、息子は成長していった。
登園時は私服でも、帰りには園服になってくれていたり。自転車からは降りてくれたり。
少しずつ、少しずつ出来ることが増えてきた。そして、涙が減ったのだ。

年中にあがるころには、泣きながら登園することはなくなった。
お友達の名前も少しずつ出るようになって、ニコニコ楽しそうに園に通うようになった。

子どもの成長はすごい。
あんなに泣いていた子はもういないのだ。
できないことが出来るようになって、辛かったことが楽しいことに変わって、日々進化している息子。
まだまだ成長する息子。
生きるパワーに溢れた息子の成長を見逃さないようにしなければ。

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