詩|本能


窮屈なガラスに象られた生きた軌跡
足掻いたそのヒビが美しく見えるのは
備わった本能なんだって気づいたのは
拳がガラスを貫いた後


血に染まった拳はずきずき
夢が現実になってふわふわ
それを向こうで待つ人がいること
どろどろに溶けた先には、音



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