詩|袋小路


嫌われまいと、袋小路
何度も通ったけものみち
小枝を折って森を抜け
右に行っても左に行っても
同じところにたどり着く
「ごめん」って送るか半日悩んだ

君の返事が届いたら
「なんだ!思い過ごしか!」

安心なんてできないけど
今はちょいと考えるのは後回し
考え出したら同じとこに着くから



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