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ドブネズミだって美しいじゃないか

世界はコンプレックスであふれている。

自分の短所、隠したいこと、恥ずかしいこと、嫌なところ。

今これを読んでいる人で、コンプレックスがないという人は他の記事を読むことを勧める。


コンプレックスは武器になる。

日本ではコンプレックス=劣等感という風に扱われている。

英和辞典でcomplexを調べてみると次のような訳が出る。

複合の、いくつかの部分から成る、合成の、複雑な、入り組んだ。

どこに劣等感を想起させる単語があるのだろうか。

村上春樹さんの小説「騎士団長殺し」には次のような言葉が出てくる。

「どれほど恵まれた境遇にある人にだって思いなすべき何かはあるのだ」

クラスの同級生も、同僚も、俳優も、スポーツマンも、大富豪にも悩みはある。

であれば、凡人の私たちが悩みを消そうなんて、無理な話だ。

賢明な人なら、短所をなくそうなんて愚かなことはしない。理由は今述べたとおりだ。


圧倒的な長所を持とう。

マイナスがゼロになったところで、誰からも注目されないし、評価もされない。

でも、突出した長所は目立つ。評価される。短所なんて気にならないほど。

戦場カメラマンの渡部陽一さんは、独特な話し方をする。

仮に渡辺さんが、自分の話し方にコンプレックスを持っているとしよう。

戦場カメラマンとして名を冠した今、その独特な話し方は個性として扱われる。誰も短所とは思っていない。むしろより注目される。


皆が同じ教育を受けて成長した。現代は標準化時代だ。

そんな時代から飛び出すには、個性を出すほかない。

その個性とは、コンプレックスだ。

貴方のコンプレックスは、いわば他人にはない個性。長所を成長させてくれる要素だ。

そんな良いものを隠そうとしないでほしい。それは、あなたにしかないものだから。

自分のコンプレックスを馬鹿にしてくる人なんかほうっておけばいい。

彼(彼女)らは自分の宝物に気付けず、他人の宝物をうらやんでいるだけだ。

そんな輩を相手にする時間はない。

ひたすらに自分を磨き、成長を続けていけば、いつの間にかコンプレックスは武器になっている。

さあ、いつまでこんな記事を読んでいるんだ。

貴方にできることを、今すぐ始めよう。



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