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雲の上にあったもの


こんにちは。鳴です。
またここでお会いできて嬉しいです。
初めての方ははじめまして。

先日、那須岳に登ってきました!
那須岳は茶臼岳、朝日岳、三本槍岳の
3つから成り立っている連山です。

標高は1900m前後で、比較的登りやすい
山でした。

梅雨の時期の登山はどうしても雨が気に
なる。初心者にとっては、地面のぬかるみ
に足を取られて怪我するのが嫌だった
ため慎重に日程調整をしました。

この日は曇り!爽やかな風が吹いていて
登山日和でした!

緑が深くなってきた那須岳
ここからスタート

那須岳登山のスタートには鳥居がありました。
山には神様がいると、色々な本に書かれて
いて、昔からの言い伝えもたくさんあると
思います。

この山も神聖な所で、大切な想いや
出来事があったというのが伝わってきました。

鳥の声、山道の植物、その周りに生息する
昆虫を観察しながらの登山はとても
楽しかった!新しい発見もあり、
新鮮な空気を吸っていると、自分の
年齢も性別も仕事も忘れさせてくれる
山はなにもかも開放させてくれる力
があると実感

頂上には、今まで見たことのない世界が
広がっていました。

見渡す限りの雲海
頂上にも鳥居があった
波がうねってるような雲海
飛んでいけるような気がした

なんと頂上から見下ろすと一面に雲海が!!
登山初心者の私はその光景に心を奪われました
何と運がいいんでしょうか、こんな景色は
人生初めて。山を登っている方はこんな
景色を見ていたんでしょうか。

一緒に登った友人は、山に関わっている人
と話すと、「存在が大きく感じる」と
言っていました。
威圧感があるというわけでなく、
全て包み込んでくれるような感性を
持っている人が多いとのこと。

確かに、山の、空の、地球の大きさに
包まれると、私は本当にちっぽけで。
それらに比べると儚くて刹那的な存在です。
それを知っていると知らないのでは
世界の捉え方が違うんだなぁと腑に落ちました。

今この瞬間に、生きている私含める
全生物に自然は平等で、優しく容赦ない。

私たちより高い所を飛んでいる鳥も
時々耳元でぶーーんと通り過ぎる昆虫も
地面に根をはり空を見上げている植物も
山の上にぽっつり立っている人間の私も
今生きていて、命の優劣はない。

生きていてよかった

大袈裟かもしれないけれど
私はこの時、強くそう感じたのを
覚えています。

写真を撮ったら、
いつまでも見返せるけど
そんなものより私の目に、胸にこの
景色が深く焼きついています。

辛い時は、空を見上げよう。
晴れの日も、曇りの日も、雨の日も
雲の上には生きる理由がそこにある。

優しく、厳しく、全てを包み込む
大きな存在が私たちをいつも見ている。

大人になって毎日変わらぬ日々を
過ごしている。そう感じるときもあった。
けれど、まだまだ見ぬ新しい世界が
限りなくこの世界には広がっている
ことを知れてよかった。

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