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「ハワイのホノルルマラソンで人の想いや温かさに触れた時の話」 ~旅行から学ぶ~

ハワイのホノルルマラソン(ハーフ)に、初めて参加した時の話です。

友人に誘われたので、エントリーしてみました。

ホノルルマラソンは、皆知ってるくらい有名なこともあり、人生で一度くらいは参加してみたいと思っていたので、良い機会でした。

誘ってくれた友人は、めちゃくちゃ気合が入ってたので、ボクも一緒に、週何回か、ジムで走り込みを始めました。

また、少しでもリアルに近い練習をするために、鎌倉市の由比ヶ浜の海岸沿いを走ったりもしました。

そんな感じで、一ヶ月ほどトレーニングを重ねてきて、いよいよ本番が近づいてきました。

上から下まで全身、マラソン用のウェアを購入して、準備万端です。

いざ、ハワイへ出発!

ハワイ2


ホノルルマラソンに出場するためには、前日までに、ゼッケン(ナンバーカード)を受け取る必要があるらしく、友人は、
「ゼッケンを受け取らないと参加できないから、気を付けよう。」
と気合たっぷりな様子です。

念のため、三日ほど早く、現地入りしましたが、観光スケジュールに合わせて、本番前日に受け取ることにしました。

前日は、ノースショアまで遠出していて、フリフリチキンや、ガーリックシュリンプ等、美味しいものを食べながらも、
「19時までにゼッケンを受け取る必要があるから、18時までには戻ろう。」
と、友人もスケジュールを細かく管理してました。

ノースショア2

■ノースショア 
波がめちゃくちゃ高いところです。

フリフリチキン2

■フリフリチキン 
土日だけやっています。

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こんな風に、カットしてくれます。
めちゃ美味しいです。

ガーリックシュリンプ2

■ガーリックシュリンプです。
定番ですね。

ノースショアで楽しく過ごした後、車に乗ってワイキキ方面に戻ることにしました。

そんなとき・・・
トラブルが発生しました。

「前日の受け取り時間は、17時までだった・・・。」
「え?なぜ?他の日は、19時までなのに・・・。」

友人が動揺した様子で、つぶやきました。

急いでワイキキに戻ったんですが、
受け取り場所の「ハワイコンベンションセンター」に到着したときには、
17時30分でした。

友人「もうダメだ・・・。」
ボク「いや、まだ担当の方がいるかも。」

急いで、館内に入ってみたんですが、会場内は、すでに片付けが始まっていました。

担当らしき方を発見したので、交渉をしてみましたが、
「17時までなので、ゼッケンを渡せません。」
とのことです。

ボクたち:
「なんとかなりませんか?」
「ホノルルマラソンに参加するためにハワイに来たんです。」

担当の方:
「皆さん、よく時間を間違えるんですよね。」
「マラソンは、毎年やってますから、また来年、来てください。」

明らかに、動揺している友人。
そりゃ、一ヶ月前から楽しみにしてたし・・・。

正直、担当の方の言ってることのほうが正しいですし、
ボクらが、なんとも素人的な発言をしてることは自覚していました。

心の声
「皆、間違えるなら、時間を統一しようよ。」
「来年って・・・、これ、きついやろ。」

しかし、出来る限りのことをやろうと思い、大会責任者の連絡先を教えていただき、メールを送りました。

「ゼッケンを受け取り損ねました。」
「どうしても参加したいです。」
「記録に残らなくても大丈夫です。」
「ただ、皆と一緒に走るという体験だけでもしたいです。」
「一生懸命にトレーニングを積んだので、完走します。」

たしか、こんな感じの文面だった気がします。


18時くらいにメールを送ったんですが、返信が来る様子はなく・・・。

諦めました。

気分を入れ替えるために、ウルフギャングステーキに行って、食事をすることにしました。

ステーキ
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ボクたち:
「やっぱり、参加できないかー。」
「どうせ明日、暇になったし、マラソンしないなら、飲みまくろう。」
という感じで、
ステーキやら、ワインやら注文しまくって、食事を楽しんでいたら・・・


友人:
「あっ、返信が来た!」
「明日の朝6時に出発場所でゼッケンを受け取れるって!」

ボクらは、大喜びです。

「いやー、大会責任者、やっぱり、凄いわ。」
「カッコいい。」

「あっ、このステーキやワイン、どうする?」
「随分と飲んだけど、明日、走れるかなー。」

急いで、ホテルに戻り、参加の準備をするボクたち。

そして、本番当日の朝を迎えました。

出発

無事にゼッケンを受け取ることができ、念願のホノルルマラソンを走り始めました。

ハワイの皆の声援が、とても気持ちが良いです。

日本である程度、走り込みをしてたので、10km地点までは楽勝でしたが・・・

ダイヤモンドヘッドの周りを登るあたりから、傾斜がきつくなったこともあり、突然、カロリーが切れました。

本当に、カロリーが切れたって自覚できるくらい、「ストン」と、体が重くなり、びっくりしました。

でも、沿道で応援してくれる方々が、エナジードリンクを用意してくれたり、力付けしてくれたりしたので、楽しく走れました。

「他人に、ここまで親切にしてくれるって、ありがたいな。」

めちゃくちゃ感動しつつ、無事にゴールまで走り切りました。

完走です。
タイムは、2時間32分13秒でした。

完走

■ゼッケン3978 Mukaiyama Yuji です。


いろいろありましたが、人の想いに触れて、感謝しまくった一日でした。

『GIVER(ギバー)』

『与える人』であれ。


向山雄治
https://humanstory.jp/mukaiyama_yuji/
https://www.instagram.com/yonkuro0801/
https://twitter.com/mukai_yonkuro

メダル


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