視覚を再定義するテクノロジー。
技術革新により、『モノ』だけではなく、
『ヒト』の身体機能を補うことができるようになりつつあります。
そして、一部、視覚機能に関して、
すでに商品化されてるものもあるようです。
2021年2月5日に東証マザーズへ上場したばかりの『QDレーザ』という企業ですが、視覚に関する定義を更新するレベルの技術『ビジリウムテクノロジー』を保有しているようです。
日本政府の公式Twitterでも、話題になってるみたいです。
Forbesにも取り上げられていました。
QDレーザのHPより抜粋▼
一般的に、視覚情報は、水晶体を通って、網膜に伝わり、そこで光信号を電気信号に変換していきます。
そして、水晶体の厚さを調整することで、ピント調整を行っています。
一方で、QDレーザの保有する『ビジリウムテクノロジー』を使うと、
レーザの反射を使って、水晶体等を通さずに、直接、網膜へ視覚情報を投影することができるようです。
プラネタリウムのようなイメージです。
しかも、オートでピント調整を行うことが可能とのことです。
この技術を利用した眼鏡のような機器を装着することにより、白内障(水晶体がタンパク質で濁る病気)の方でも手術をすることなく、モノを見ることが出来るようになるようです。
13世紀に眼鏡が発明されて以来、
眼に関するテクノロジーは進化しておらず、
むしろ、視力補正は、眼鏡やコンタクトレンズの質を改善することが常識になっていました。
『水晶体を通さずに』視覚情報を網膜へと投影するという、新しい視覚技術の出現により、その常識は覆されました。
今後、世の中は大きく変化していく可能性があると思います。
明日を実現するための第一歩が、昨日を廃棄することである。
ピーター・ドラッカー
意図して創造的破壊を繰り返しつつ、
トライ&エラーで、新しい事業分野を切り開いていきます。
向山雄治