「おりがみをしていると」 はらまさかず

 もっちゃんが、おりがみを夢中で折っていると、目の前に知らない女の子が立っていました。
 「だれ?」
といって、おりがみを折る手をとめたら、女の子は消えてしまいました。
 おばけ?
 でも、ニコニコして、ちっともこわくありませんでした。
 もっちゃんが、おりがみに夢中になると、また女の子があられます。
 「こんにちは。わたし、おりがみ大好きなの」
 もっちゃんは、おりがみを折りながらいいました。
 「わたしも。いっしょに折ろう!」
 女の子がいいました。よく見ると、女の子もおりがみを折っていました。
 二人は、うふふとわらいました。。

(作者のことば)
何かに夢中になっている時、別の世界の扉が開きます。そこでは、同じことが好きな人とお友達になれますよ。

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