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『20歳の自分に受けさせたい文章講義』 ペア読書
いい文章ってなんでしょうか。
noteへの投稿、どう書いたら良いのでしょう?
* やりたいこと
ペア読書で会話した内容を記事にしたい。
(ペア読書=30分で同じ本を読み、30分で議論)
* やってみたこと
文章の知識をつけるため、文章についての本を読む。
* 読んだ本
『20歳の自分に受けさせたい文章講義』
* 読んだ人
文章はサッパリなアラサー3人組
目次
■ 俺たちに主張はあるか
■ 形式どうする?
■ 読者の椅子に座ってもらう
■ 本日の成果
■ 俺たちに主張はあるか
すべての文章には "主張" が必要だ (p.132)
おにぎり いい文章には「主張」がある。でも、このペア読書の記事って、議事録みたいなものじゃないですか。
時計 そうなんだよねぇ
おにぎり 「記事を通して、何が言いたいか」がむずかしい。
ロック p.268に、 ”「いい文章」とは、「読者の心を動かし、その行動までも動かすような文章」のことである” って書いてるじゃないですか。
僕らのやり取りを見た人の、心境だったり行動を変えられたらハッピーなのかなって。たとえば、記事で読んでいる本を見て「この本読もう」って思ったりだとか。
おにぎり 「この本読もう」って思ってもらえたら嬉しいですね〜
ロック うん。「ペア読書してみたい」でもいいな。本を読んで人としゃべるの楽しいっていうのを伝えたい。
時計 そういう目的に合わせて、記事を再構成するべきかもしれないですね。
■ 形式どうする?
時計 記事の書き方なんですけど、今みたいな会話形式じゃなく、「本」っていうものを媒介にして、個人をさらけ出していくのも良いなと思っています。
3人で話していて出てきた話題で、面白かったところにフォーカスして、膨らまして記事にする。
ロック トピックを絞るということ?
時計 いや、たとえば、各自で感想文を書くとか。
僕らの会話と、この本がオススメする「主張・理由・事実」の展開(p.129)には、相当ギャップがあるような気がしていて、記事を再構成するべきだと思うんですよ。
…でも、そうするとインタビュー記事とかってどうなんだろう?
ほぼ日に「糸井重里と著名人の対談」が載ってたりするじゃないですか。
ロック あれ、好きですね。会話のキャッチボールのリズムが良くて、面白いですよね。
対談記事って、多分実際はもっとしゃべっていて、記事にするとき削ってますよね。
時計 そうそう。削って削って、一本にまとめているんだろうな。
ロック エッセンスだけね。あの記事一行書くのに、きっとすごく練って、発言いっぱいある中のどこかをピックアップしている。
おにぎり たしかに…ただ、削りすぎると会話感がなくなっちゃうんですよね。
そういえば、p.67 に 絵文字を使ってもいい って話がありましたよね。もっと絵文字的な表現を使ったら、会話の雰囲気が伝わるかも。
時計 この議事録を無理に「主張・理由・事実」にまとめずに、会話の雰囲気が伝わるように編集するのはアリなのかもしれない。この話し合いを、より面白く見えるよう処理していく。
ロック それは賛成です。でも、それだったら記事ではなくて、音声配信にしてもいいと思う。会話を記事にするのって、編集作業が大変だと思うんですよ。VTuber3人くらい並べて、喋ったのを動画にしてもいいんじゃない?
おにぎり しゃべってて、詰まりとか沈黙ってあるじゃないですか。「あの話、やっぱりこうだった」って前後したり。そういうの、記事ではカットできても、音声配信だと流れちゃう?
ロック あー、面白いユーチューバーの動画、テンポ良いですもんね。あれも、編集してますよね。
時計 配信でも、文章と同じで余計なところを省いて、面白いところを抽出しているということですか。
ロック そうですねぇ、、うーむ。
■ 読者の椅子に座ってもらう
おにぎり ちょっと違う話なんですけど、リード文どうしましょう?
今「ペア読書しました」だけ。つまらないんですよ。
最初の数行でつまらないと思ったら、もう読んでもらえない。(p.121)
ロック この本では、Q&A、想像させるパターン、インパクト勝負の3タイプのリード文が紹介されてますね。
"いかにして読者の期待を煽り、本編まで読み進めてもらうか" 。
時計 今のままだと、1秒でブラウザバックされる(笑)
ロック 僕らの話の中で、いかに面白いところを見てもらうか。それか、「これくらいの分量だったら読めるな」と思わせるか。
時計 読者をどれくらい意識したら良いのか。誰に向けて発信しているかと言うと、特にない・・・ひとまず、読者を意識しなくても良い気がするけど、でも、読める形で置いてあるということは?? という気もして。
ロック 今は、読者を意識するよりも活動を続けることが大事なんじゃないかな。このペア読書の活動を続けて、記事も書き続けてたら「どういう人が読んでくれるか」徐々にわかると思うんですよ。
時計 もちろん、それでも良いんですけど、でも…!っていう。
おにぎり 読者については、 "10年前の自分" と "特定のあの人" に向けて書こう。ってこの本に書いてますね。
時計 10年前か〜。19歳の自分に伝えたいこと…
「本を読むって面白いよ!」かな。
おにぎり たしかに。私も、小説以外も面白いよ!って伝えたい。
ロック ぼくもまあ、21歳でしたけど、そうですね。
おにぎり おぉ、じゃあ、コレが主張ですかね?
ロック 読書って、本の中にぽこっと出てきた話が、自分の知識とか考えとつながった瞬間が楽しいんですよね。
時計 わかります! 今日もそれ、思ったんですよ。 『武器になる哲学』に書いてあった "ロゴス・エトス・パトス" が、今回の本でも出てきて。
ロック ありましたね!論理だけではダメ。情熱がないと、人の心は動かないという。
われわれは「正しい」だけでは動けないのだ。頭で「正しい意見だ」と理解できても、肝心の "心" が動かないのである。(p.189)
ロゴス・エトス・パトス - 論理だけでは人は動かない
人の行動を本当の意味で変えさせようと思うのであれば、「説得よりは納得、納得よりは共感」が求められます。(『武器になる哲学』p.58)
おにぎり 情熱をもって「本を読むのは楽しいよ!」と伝える?
時計 「楽しいよ」と直接言うのか、楽しそうな様子を伝えるのか。
ロック 実際、やってて楽しいからなぁ。投稿し続けるだけでも、僕らが楽しんでることは伝わるんじゃないですか。つまらなかったら続かないし。
時計 とりあえず、10年前の自分に向けて、記事のリード文を考えてみましょうか。Q&A、想像させるパターン、インパクト勝負というセオリーを意識しつつ。
■ 本日の成果
こうして、note初投稿の記事のリード文が書けました。
ほかにも、『20歳の自分に受けさせたい文章講義』に書いてあったことを実践しました。
・「何を書くか?」ではなく「何を書かないか?」という観点で、会話を削りまくる。
・記事を音読して、リズムや流れを微調整する。
・大事な箇所は漢字、どうでもいい部分はひらがなに。
・顔文字、(笑)、!を入れてみる。
できあがった記事がこちら。
いかがでしょうか…
うーん、もっといい記事が書きたいです。
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