見出し画像

季節外れの白鳥、サーモンはマスである(2020年4月13~19日)

4月12日(日)夜

閉店後、飴屋法水「ブルーシート」読み終える。冒頭で離人症について書かれているのを読んで、保坂和志さんが「自分の少し後ろで自分を見るような視点を保ちつつ書いていく」というようなことを言っていたのを思い出す。「彼の娘」は読み終えたあと店に出して、すぐに売れてしまった。買い直したい。

スケッチブックにボールペンで絵を描く。空間を大振りな線で区切ってみたり、区切りそうな手前のところで止めてみたりする。細かくごにょごにょとした線を固めて、大振りな線と対比させる。描くときに自分の中に設定しておく縮尺を途中で変更する。

画像1

4月13日(月)

朝8時くらいに起きて、二度寝して、ふとんの中でだらだら。結局ふとんから出たのは10時半。昨日に引き続き今日も雨、少し風も強い。明日から暖かくなるようだ。

まだ8人と、近県に比べれば人数は少ないとはいえ、香川県内で急速にウイルス感染者が増加している。鬼無の保育所で数人の感染が確認されたようだ。いつ収束するのか見当もつかない。2月くらいに「あったかくなればウイルスも活動が弱まるかな」と楽観視していたのも、もはや懐かしい。それから2カ月経って、気がつけばもうみんな(考えてみれば、こういう非常事態になると「みんな」と言い出すのも不思議だ)「生き抜こう」と言っている。でも本当にそうだ。どんどん状況が変わる。

ここから先は

11,458字 / 6画像
この記事のみ ¥ 100
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?