見出し画像

モノには時間が堆積している 写真家 六田知弘「時のイコン2021」展

こんにちは! 美術鑑賞が趣味のYOMOです。きょうは、興味深い展覧会の情報を得たのでご紹介したいと思います。

東京・神楽坂にある現代アートギャラリー √K Contemporary(ルートK コンテンポラリー)で開催される写真家 六田知弘(むだともひろ)の展覧会「時のイコン2021」です。(会期:2021年3月11日(木)~3月26日(金)※会期中、月曜定休)

写真家の六田は、そのキャリアにおいてモノ、人物、風景、建築、道、石などを対象に撮影してきました。

その背後には「自然や宇宙との根源的なつながり」を探る姿勢が常にあります。

今回展示される作品は、震災後、津波に流され地面に残されたものや、福島第一原発周辺地域で見つけたものたちです。

六田は被災地で見つけたこれらのものを、持参した白い紙の上に置いて撮影しました。

「モノには時間が堆積している」(六田)

「写されたモノたち自身が語る声に耳を傾けてほしい。白紙の上に載せて撮ったのは、より鮮明にモノたちの声を聞くためである」(六田)

六田は、鎮魂と祈りの気持ちを込めて、こうした写真を「時のイコン」と名付けました。

個人的に、モノに宿った「時間」についてとても関心があるので、どんな作品が見られるのか楽しみです。

入場料 800円(収益の一部は東日本大震災復興支援活動に寄付します)


ご覧いただいて有り難うございました! スキやフォローをしていただけると励みになります! サポートは、新しい記事を書くための資料の購入、取材費用に充てたいと思います。どうぞよろしくお願いします!