2021.6.20 ソーシャルデザインとファラオと20代について
今日も張り切って生きましょう。生きてるだけで丸儲けです。儲けたい。
さて、昨日はソーシャルデザインの勉強会に参加してきました。ソーシャルデザインとは、言ってしまえば「楽しい街をつくっていこうぜ!」ということです。〝過去の日本は「経済の豊かさ」を求めて短期的な目標達成に固執してきたが、これからは「生活の豊かさ」を基軸に長期的な街づくりをしていくべき〟という観点から、川根本町で行われている街づくりの事例や、大道芸ワールドカップの成り立ち、50年スパンの壮大な計画などをフンフンと聞いてきました。非常にエキサイティングでした。
途中、〝静岡がこんな街になったらいいな〟を語り合うワークショップを行いました。その中で出た意見で、「震度4以上の地震が起きたときは仕事を休みにして祭りを開催する」がえらく気に入りました。きっと今の日本では、「不謹慎だ」と一蹴されてしまうアイディアでしょうが、韓国ではセウォル号沈没事故が起きた後、その記憶を風化させないためにアートフェスを行ったらしいですね。もちろん賛否ありました。否の方が多かったかもしれません。しかし、そうやって議論を巻き起こすこと自体に意義があるというか、物事の悲観的な部分だけ見て沈黙を守るより、積極的に声を上げていった方が後世には伝わるのではないでしょうか。
そこで聞き齧った、明日から使える雑学をば。ルーブル美術館のガラスのピラミッドありますよね。あれは1980年代の初頭に当時の大統領が発表したパリ大改造計画の一環で企画されました。当時、そりゃまあ反対されました。「クラシックな建物にガラスのピラミッドとか狂ってる! そもそもなんでピラミッドなん? ファラオにコンプレックスでもあるんか?」とまで揶揄されたそうです。そこで当時の大統領は、「100年後の人々が答えを出せばいい」と答えたとかなんとか。カッコいいですね。竣工から30年経ち、ガラスのピラミッドはすっかりパリのシンボルになりました。みなさんも家族から「また無駄な買い物するつもり?」と責められたら、「100年後のオレが答えを出せばいい」と言ってやりましょう。尚、ぼくが過去に強行した買い物にキックボードや揉むとシャーベットが作れる器具などがありましたが、いずれも一週間後には答えが出ました。100年後のオレには期待しない方がいいみたいです。
今夜は表現者の卵たちが集まる交流会に参加してきます。対象が20代限定だったのを見落として勢いで申し込んでしまったのですが、責任者からお許しが出たので思う存分首を突っ込んできます。あるいは勘違いしていただけで、ぼくは20代だったのかもしれません。そう思うと、もう少し落ち着かずにいようかと。
ところで、今時の20代ってすごいですよね。アグレッシブで、社交的で、大きな野望を持っている人が多い気がします。学生たちを話すと、「将来は起業したい」とか「在学中にFPの資格を取ろうと思っています」なんて言われて驚くことがままあります。この間紹介したマジシャンまいさんだって大学四年でお店持ってますからね。ぼくの20代なんて、「大富豪で勝つにはどうすればいいか」とか「街角で美少女とぶつかって両思いにならないかな」とか鼻くそほじりながら考えていましたから、彼らを見ると眩しさで眼球を痛めそうになります。おっと、いけないいけない、ぼくもまだまだナウでヤングな20代なのでしたテヘペロキュン死⭐︎
ではまた明日この場所で。
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