2021.6.24 チョコミントと職業講話について

 今、チョコミントアイスを食べながらこの日記を書いています。ぼくはチョコミントが大好きです。チョコミントが嫌いな人の多くは、「歯磨き粉の味みたいで受け付けない」と言いますが、ぼくはむしろチョコミントの味を再現するため、チョコを食べた直後に歯磨きをするような子供でした。大人になって思う存分チョコミントを食べることができて幸せです。大人になった甲斐があるというものです。その気になれば一日三食チョコミントで生きられる気がしますし、チョコミントの温泉があれば入りたいし、「チョコミン党」という政党があれば確実に投票していたでしょう。チョコミントには人を幸せにする力があるのです。チョコミントが嫌いという人は、きっと無意識に幸せから逃げているのです。チョコミントを食べなかったばかりに、電車に乗り遅れたり、上司から理不尽に怒られたり、二の腕に謎のアザができたり、蓬生のくだらない日記を読んでしまったりしていませんか? さあ、心を開いてチョコミントを受け入れるのです。すべての人がチョコミントを好きになったとき、空には虹がかかり、世界から飢餓や貧困は消え失せ、戦争をしていた兵士たちは笑顔で銃を下ろします。ほぅら、あなたも迷彩色がチョコミント模様に見えてきましたよね? きませんか? ですよね、わかります。

 今日は一日、職業講話の内容を考えていました。職業講話とは、学生に向けて自分の職業のことや働く意義についてお話しする特別授業です。そんなイベントが来週に迫っています。それも二回。過去に行ったもののストックもありますが、できることなら面白おかしくアップデートしたいと思い、今朝からYouTubeで蛙亭のコントや金属バットの漫才を見て笑い、時には熱い風呂で寝落ちし、疲れた体に鞭打ってAmazonプライムで流行のアニメをチェックしながら必死に考えていました。
 ありがたいことに、過去に行った講話はどれも好評でした。「時間が余ったら最悪手品すればいいや」と思って挑むと、思いの外質問タイムで話が膨らんできっちり終わります。
 まあ、ぼくの講話は無難に社会人をやり過ごそうと思っている子供たちには無価値でしょう。だって、将来手品師になる子なんて全校生徒に一人いるかいないかのレベルでしょうし、遊ぶように働いているぼくの態度は彼らの目には不真面目に映るかもしれません。
 しかし、みくびってもらっては困ります。手品師の持つポテンシャルはすんごいんですよ。一人で企画、営業、プレゼンをこなし、どんな場所でも柔軟に対応する能力には目を見張るものがあります(現にぼくは、セールスマン向けのセミナー講師なんかもやっています。依頼お待ちしております)。ただちょっと、誰かの命令を聞いたり、チームで何かをつくりあげていくことが苦手なだけです。よく言えば一匹狼、悪く言えば社会不適合者、それが手品師なのです(言葉のチョイス間違えた感)。
 そんなぼくら手品師のエッセンスを少しでも吸収してもらえるように、真面目と不真面目をいい具合に織り交ぜて、どんな会社に勤めても、あるいは独立起業しても役に立つ、超絶怒涛抱腹絶倒奇妙奇天烈摩訶不思議奇想天外四捨五入のエンターテイメント職業講話のネタを誰か教えてくださいお願いします。

 さ、チョコミントアイスも食べ終わったし、そろそろ寝ます。今日もあなたの背後に忍び寄る、蓬生でした。それではみなさん、良い夢を。

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