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"廻" 歌詞擬き_1


世界で泣いている
実力主義の現実は残酷で
脆弱性からは何も解脱できずにいる

構われていたくて
想われていたくて
関わって痛くて
愛して痛い

一音も愛することも
当然だけど持て余しているのだ
…どうすれば??

憧れる
情は揺れる

私は渾然を望む
ただ距離を感じては
いつもの呼吸と拍動が崩れる

もう飲まれて
全部奪われて
いっそ自分自身を忘れて良いのに

誤魔化す何かを見つければいいのだ
きっとそれは合理的なんだ
…できない

いっそ当事者を辞めてしまえたら

一番だからだろ?
意識外が夢に呼んでしまう
…どうしようも無いな

近づきたい
加わりたい

触れたい
混ざりたい

満たしたい
満たされたい

どうしようもないな

机上のデジタル時計の表示は
00から59までをループし
弛まず狂わず
世界の存在を刻む
この身体の消費期限が迫る

…私は。

特別はそう多くは見つからないが
余りにあっても味気ないのか

どうしてか
しんどいとわかって
辛くて
辞められないのだ

意識できない何かが
把握もできない何かのことを
未だ諦めきれないでいる

際限なく探している
だれよりも求めている
いつまでも彷徨っている
どこまでも深く、深く、深く、

…深く。




作詞/よもぎ

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