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白川郷は秋に泊まれ!

こんにちは。
関西中心に日本の風景を撮り歩いている前山です。
Twitterinstagramで作品を投稿しています。

さて、初夏にひぐらしのなく頃にの聖地巡礼に白川郷へ行ってきたよ!
という記事を書きましたが覚えていますでしょうか。

忘れた方や、読んでないぞ!って方は此方を合わせてどうぞ。

要約すると、夏の白川郷は最高だぜ!って記事なんですが。

何ていうか、その、秋の白川郷も最高だぜ!って記事を今回書きます。

新緑だけじゃなくて紅葉も超綺麗なんだ、ここ。

今回も例の如く、Panasonic様よりお借りしているLUMIXのカメラで撮影した写真と共に秋の白川郷散策に参りましょう。

やっぱり白川郷は泊まりで行くべし。

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今回お世話になったお宿 『よきち』さん

何度もいいますが、季節のウエルカムフルーツだ、会員制バーだ、『3500円のカツカレー』だなんだは必要ないんです。

縁側に計算されつくした角度で吊るされる干し柿。
温かみ溢れる女将さんによそってもらうなめこの味噌汁。
ウエルカム日本のお茶菓子。

これなんですよ、日本人が求めてるサービスってね。

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今回も完全に仕上がってます。
何ていうのかな、山菜とか豆腐とか焼き魚とかさ、細胞が喜んじゃうんですよね。

普段ファストフードやコンビニ弁当ばかり食べている現代人からすると、デトックス効果が尋常じゃない。

白川郷の歴史みたいなドキュメンタリーを流しているテレビを横目に頬張る幸せ。自分の実家より実家にいる感覚、あります。

流してたドキュメンタリーでは合掌造りに住むキッズたちの世知辛い悩み特集をしてました。

(そうか…茅葺き乾燥させるのに煙で燻すから折角のインテリアが燻製されるのか……部屋のお洒落も楽しみたいキッズたちには死活問題……伝統とせめぎ合う若者の葛藤………ていうかAmazonでインテリア注文するんだな…)

でも学校でなんやかんやきっと話してるんだろうね。

「俺・私、世界遺産に住んでるんだぜ!」

みたいなマウントが取れちゃう。パワーですね。

ちなみに今回は夕焼けは逃してしまったので下駄履いて村内爆走イベントは発生しませんでした。

雲海の下ってどうなってるか知ってる?

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実はこの時期の白川郷、結構な頻度で雲海に覆われます。
まぁ村の中は雲の下に位置するので宿泊して早起きすると雲海の中の白川郷を散策出来ちゃいます。

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映画のワンシーnとかは置いといて雰囲気すごく出ますよね。

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こんな中で古手神社のモデル『白川八幡神社』の賽銭箱の後ろを覗き込む緊張感。分かります。

秋の名物『一斉放水訓練』で防災意識を高めろ!

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白川郷の写真や動画で目にした人も多いと思う此方の合掌造りへの一斉放水の光景。
これって実は火に非常に弱い合掌造りで火災が起きた際の防火訓練として秋に行われているって知ってました?

私は全然知らなかった

旅館の女将さんの夕食時の一言
「明日は放水あるからねぇ、朝ごはんちょっとはよするわね」

(え、まじ、あれ、何か見た事あるやつ?あの噴水みたいなの!え、今やるんや!めっちゃ偶然やん。ラッキー!)
「ふーん…いやまぁ、この時期にやってるのは知ってたからね、明日楽しみやな!」

本音と建前を使い分けるのも社会の荒波を乗りこなすには必須スキル…
普段から本業で口先だけで生きてる私には造作もない事…

多分実際は口に出してた。「知らんかった!ラッキー!」って。

それはさておき、翌朝。
早朝から展望台に登ろうと思ったんですが、女将さんの作る朝ごはん食べたいじゃないですか。

撮影欲と食欲のせめぎ合い。めちゃくちゃ悩む…。

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悩む余地なかった。この右上の朴葉ミソがね、うめーんだこれが。
白川郷来るたびに思うんですけど、なんで葉っぱがこんなにうまいんだ。
この真ん中の葉っぱが最強にうまい。

お腹も満たされて悠々と展望台へ向かいます。
「展望台結構広いからね、余裕で入れると思うよ」

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Oh…

こんな感じの三脚の森が横十数mに渡ってズラズラリ…
隣のおっちゃんと話してたけど前日の昼から待ってたらしいですよ
風景屋半端ないね。

完全に出遅れた私が撮った放水の様子の写真が此方。

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別に明るいから三脚とかいらないんだよね
望遠レンズで人の隙間から抜いちゃえば30分前に到着しても全然撮れちゃう。
それにしても、秋の紅葉と吹き上がる放水の迫力は絵になります。

放水用のポンプって普段は景観を損なわない為にミニ合掌造りみたいな可愛い専用箱に収納されているんですって!

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こんな感じ。ミニ合掌造り。っぽい収納箱。

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こんな感じで開いて放水しはじめるんだって。
どことなく男心がくすぐられるギミックもまたいとをかし。

そんなこんなで沸き散らかしていると

「すみません、NHKのものですが、取材いいですか?」

流石、天下の世界遺産 白川郷の一大イベント。
ただの写真屋にも取材の声がかかってしまう。

これは写真への熱量と、LUMIXの宣伝の千載一遇のチャンス。

白川郷の自分なりの魅力、放水イベントを知るまでの経緯や、写真に収められた感動、普段撮っている日本の絶景への思いの丈を語りました。

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\ !観光に訪れた人! /
ありきたりな当たり障りのないコメント。
カメラのカの字も出ない尺の暴力。

流石、日本の公共放送を担う放送局。関西人の扱いを心得てます。

正直めっちゃ美味しい。ありがとうございました!


朝の散歩は健康寿命にいいらしい。知らんけど。

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白川郷に泊まりで来ていただきたい理由は朝の時間を独り占め出来るから。

澄んだ空気は、日々の生活で薄汚れた肺に染み渡る生命の一滴。

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秋色に染まる山々と晴れやかな空を眺めながら散歩する。
世の中の贅はここにある。
行きたい岐阜がここにある。白川郷。

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白川郷の見所。
展望台からの眺め、合掌造りの家屋、美しい自然、美味しいごはん

そして忘れてはいけない村内を闊歩する愛くるしいイーヌたち。
日本の原風景に溶け込むジャパニーズ犬。

カメラを握る手にも力が入ります。

結論:やっぱり白川郷は最高だった

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秋の白川郷。いかがでしたか?

夏や冬にはない絶景と面白イベントてんこもり。

そして美味しすぎるごはんと可愛すぎる犬。
行くしかないでしょう。

日々の生活で失われた貴方のキラめき、再生産しちゃって下さい!

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