見出し画像

滝を撮りにいこう その①

こんにちは。
関西中心に日本の風景を撮り歩いている前山です。
Twitterinstagramで作品を投稿しています。

風景写真の中で私が一番好きな被写体と言うといつも『滝』と答えます。
響き渡る轟音、場所によって青や緑と美しい色を携える滝壺、シャワーのように降りしきる水滴。

自然の迫力や美しさを体感できる素晴らしい場所が滝です。
滝の魅了されて気付けば日本の滝を150カ所以上訪問してきました。

世界三大瀑布と呼ばれている「ナイアガラ」「イグアス」「ヴィクトリア」
日本三大瀑布「那智の滝」「華厳の滝」「袋田の滝」

この辺りは観光地としても非常に有名で、テレビで見た方や足を運んだ人も多いかもしれません。
しかし、世の中には数えきれない滝がまだまだ存在します。

メジャーな滝から、人にあまり知られていない滝まで、古今東西人を魅了してきた滝を現在Panasonicさんからお借りしているLUMIX S5で撮った写真と共に紹介してみようと思います。

第1弾は京都にある2つの滝です!

金引きの滝

画像1

『日本の滝百選』に京都府内で唯一選ばれている滝が金引きの滝です。

高さは約40m、幅は20mもある巨大な岩を滑り落ちている非常に迫力満点な滝。

駐車場から徒歩10分程度で、足元も比較的整備された道が続きます。

小さなお子様やペット連れの方も非常に多く気軽に迫力ある自然を楽しめるのもオススメポイントですね。

画像2

この滝の特徴としては、滝壺がない滝である事。
非常に水深も浅くふくらはぎ程度しかありません。
つまり、滝の真下に行き滝行体験が手軽に出来るんです。

日頃俗世で煩悩を溜め込んだ人間が入れ替わり立ち代わり滝に打たれ新たな自分に出会っています。

滝に打たれた後は10歳若返ったなんてそんな諸説があるとかないとか。

画像3

写真をやっている人向けですと、真横から撮ったり、この写真のように少し引いて川の流れと木を入れる事で全く違った表情を見せてくれる所も魅力的な滝。

滝の撮影で一番難儀するのがやはり、構図が非常に制限される事
一歩足を踏み外せば怪我や死に繋がるような滝も多い中で、非常に安全に色々な角度から滝を撮影出来ます。

最後にこの滝のある宮津と言えば、日本三景にも選ばれた『天橋立』が有名。
非常に近く車で約15分も走れば到着します。
滝百選と三景と日本の魅力がコンパクトにまとまった宮津に是非足を運んでみて下さい。

霧降りの滝

画像4

京丹後の山奥に現れる此方が霧降の滝。100選ではありませんが京丹後市の指定文化財に登録されています。

駐車場からは徒歩15分程度で軽いハイキング気分で到着します。
クロックスはいたカップルも散策してたので気楽にどうぞ。流石にクロックスは辞めといた方がいいとは思うけど。

落差は20mの分岐瀑。
※ 滝において落差というのは筋トレ民の重量挙げ〇〇kgとかアイドルオタクがCD〇〇枚積んだ!とかで喜んでるのと同じです。
ちなみに世界一の落差は979mのエンジェルフォール。規模がくるってる。

画像5

この滝のオススメポイントは何と言っても複雑な岩肌にぶつかり分岐していく水流の美しさでしょう。
水墨画のような黒い岩肌と白い水の美しさ。ぞくぞくするねぇ。

名前の通り、岩肌に当たった水が霧となって降り注いでくるので近付けば近付くほどびしょ濡れになります。

こちらの滝も滝壺がないので滝の真下まで歩いていけます。
水深もふくらはぎ程度です。金引きと違うのは岩肌に沿って落ちている為、滝行みたいなことは出来ません。

画像6

対岸に渡り撮影したのが此方。前景の岩の質感が最高。

滝を撮影する時に意識しているのは岩や石の質感です。
水流そのものはどこの滝でも大きく変わらないので、周りの自然物をいかに取り入れて全体の作品に活かすか、が大事です。

とはいえ、霧降の滝は分岐が非常に美しいので2枚目のようにクローズアップしても素晴らしいんですけど。

ちなみに滝の中の岩には不動明王像が彫られています。

見つけられるかな?

まとめ

今回は京都にある2つの滝を紹介しました。

第1回なので、離合も出来ない対向車=死のような酷道を何kmも走る必要もなく、駐車場から何時間も山道を歩く必要がないので非常に気楽に楽しめる滝を選びました。

「ねぇねぇ、最近ずっと家デートじゃん、たまにはどっか出掛けようよぉ、あたしアウトレットとかで買い物したいんだよね」
「お父さん、休日いっつも寝てばっかりじゃない。たまには家族サービスしようとかそういう気にならないの? 」
「パパUSJで鬼滅のイベント始まったんだって、連れてってよぉ」

世の中の男達。
そんな要望に応えるチャンスですよ。
次の休日は、滝巡りでポイントがっつり稼いじゃってください!

滝巡りをしても鬼はいないけど、熊はいるかもしれないし、ショッピングは近くの餅屋で団子買うとかしかないけど、そこはほら口先で乗り越えちゃって下さい。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?