【音楽レビュー】生涯のベスト『ドニー・ハサウェイ/ライブ』
Donny Hathaway/Live
数多のライブアルバムの中でも、群を抜いて素晴らしい、奇跡のような名盤中の名盤。
最初に聴いたのが意外と遅く20年ほど前でしたが、今でも聴くたびにその時の感動がよみがえります。
このアルバムや翌年にリリースした「愛と自由を求めて」を聴く限り、彼は間違いなくマーヴィン・ゲイ、スティーヴィ・ワンダーに引けを取らない天才でしたが、精神的に脆く、33歳という若さで自ら幕を閉じてしまいました。
演奏、アレンジ、選曲、歌唱どれをとっても信じがたいほどのクオリティですが、それと同等に凄いのがオーディエンスの手拍子や歓声です。もはや演奏の一部と言っても過言ではない、会場がひとつの生き物のようになっているのです。
下記が曲目ですが‥‥
特に02.04.08でその圧倒的な一体感を味わえます。
01.04.07はそれぞれマーヴィン・ゲイ、キャロル・キング、ジョン・レノンが当時リリースしたばかりの超名曲ですが、完全に自分のものにし、本家を超えるレベルです。
01. What's Going On
02. The Ghetto
03. Hey Girl
04. You've Got A Friend
05. Little Ghetto Boy
06. We're Still Friends
07. Jealous Guy
08. Voices Inside (Everything is Everything)
《生涯のベスト》の中でもとりわけ重要な宝物のような愛聴盤です。
※stand.fmでも映画や音楽の話をしています。よかったら聴いてみてください。https://stand.fm/channels/6655ca62316143a771ce9aa6
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