祈り

最近、ひどく涙もろいことが悩みです。

あるドラマを観たときに奮闘する主人公やそれを支える登場人物たちの姿に心を打たれて涙したり、最終的には感情移入して涙したり、はたまた、何の気なしに聴いた曲から大切な人に掛けられた言葉を思い出して涙したり。

涙を流せるのは良いことだと言ってくれる人もいますが、私個人としては、歳を重ねても泣き虫が治らないのは本当に本当に恥ずかしい悩みで。

しかしながら、涙無しには聴くことができないその曲のCD(しかも初回限定盤)を買ってしまっている自分もいて。

泣きたくないのに。

でも、その曲を聴く度に大切な故人との思い出に浸れるというその感覚が心地よくて。

制作者の意図とは異なる解釈なんだろうなと思いながらも、歌詞に聞き入るこの時間が愛しくて堪らないのです。

どうか夜の一人で過ごす時間ぐらい、思うがままに涙を流す人にも寛容な世界でありますように。