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ちびくろ・さんぼ

作・ヘレン・バンナーマン
絵・フランク・ドビアス
サイズ(約)・縦15.5㎝×横21㎝
ページ数・30p
出版・東京印書館

「とらが ぐるぐるまわって バターになる」
という場面が私自身とても印象に残っていたお話で、最近の子ども達はこのお話を全く知らなかったので調べてみてビックリ!!
1988年から差別が含まれているのでは?と長い間絶版になっていた絵本です。
2005年より検討に検討を重ねた結果、その内容や文章表現に何らの差別は無いと判断し、復刊することになったそうです。

可愛い男の子さんぼが、お母さんに赤い上着と青いズボンを作ってもらい、お父さんに緑の傘と底が赤い紫の靴を買ってもらいました。
もらった服と靴と傘を持ってジャングルに出かけると、トラに出会い「おまえを食べちゃうぞ!」と言われます。
そこでさんぼは自分の身につけてた上着をあげるから食べないでと、上着を渡し難を逃れます。
しかし次から次にトライ出会い大切な服や靴、傘までも渡してしまいます・・・。
もう渡すモノがないさんぼに聞こえてきた「ぐる・る・る」という恐ろしい声…
そこからまさかの展開に夢中になってしまう絵本です。

原色を使った色使いや、お話の通りのなんともおかしなトラ達のイラストがとても印象てきです。

※写真の絵本は飯塚市の図書館よりお借りした時に撮影させて頂きました

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