ねここ

2019年より「読み聞かせ わかくさの会」で小学生の子どもたちに読み聞かせをしています…

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2019年より「読み聞かせ わかくさの会」で小学生の子どもたちに読み聞かせをしています。 私や他の方が読み聞かせした「絵本」「紙芝居」の記録用に、このブログを開設しました。 ご紹介させて頂く絵本は、基本10分以内で読み聞かせ出来る絵本です。(例外はブログ記事内に記載してます)

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わかくさおはなしの会

福岡県飯塚市の片島小学校で毎週木曜日10分間、1クラス1人絵本の読み聞かせを行なっている「わかくさおはなしの会」です。 2011年の東日本大震災があった年、当時の絵本が大好きな教頭先生とPTA会長が「何か子どもたちにしてあげたい」という想いから始まりました。 今年で13年目の活動になります。 他校での読み聞かせ活動を行う保護者さんがいましたが、コロナ禍で読み手の方が減少し活動がなくなってしまった学校もあります。 わかくさおはなしの会も読み手さんが減ってしまい、読み聞かせ

    • わにさんどきっはいしゃさんどきっ

      「わにさんどきっはいしゃさんどきっ」 作・五味太郎 絵・五味太郎 サイズ(約)・縦23㎝×横23㎝ ページ数・32p 出版・偕成社 わにさん、歯が痛くて…遊んでいたいけどはいしゃさんにいかなくちゃ。 はいしゃさん、ゆっくりあそんでいたいけど…患者さんがきたからいかなくちゃ。 ふたりが対面すると「どきっ」 怖がっているのは…どっち? 「どうしよう……こわいなあ……」 どのページにも全く同じセリフが二つ書かれています。 ワニさん側と歯医者さん側の言葉は同じなのに、それぞれの立場

      • がまんのケーキ

        「がまんのケーキ」 作・かがくいひろし 絵・かがくいひろし サイズ(約)・縦24㎝×横19㎝ ページ数・32p 出版・教育画劇 机の上の美味しそうなケーキを目の前にこいたろうはヨダレをタラタラ。 横にいるかめぞうはこいたろうに 「けろこさんは買い物に行っている。帰ってくるまでがまんじゃ」 と言い聞かせます。 わかっているけど、どうしても早くケーキが食べたいこいたろうはかめぞうにあれやこれや言います。 色々誘惑してくるこいたろうの言葉に、かめぞうもだんだん我慢の限界に… 台所

        • ぼくはいったいなんやねん

          「ぼくはいったいなんやねん」 作・岡田よしたか 絵・岡田よしたか サイズ(約)・縦25㎝×横22㎝ ページ数・32p 出版・佼成出版社 表紙の「カニフォーク」が主人公の絵本です。 「みなさん、ぼくがだれだかわかりますか?じつは、ぼくにもわからんのです。」 から始まる自分探しの旅。 耳かき、釘抜き、あみぼう…いろんな道具に出会いながら自分は一体なんなのかを探していると、カニに出会います。 カニフォークとカニは「うーん……なんやったかなぁ…どこかでみたんやったかなあ…」と考え込

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        わかくさおはなしの会

          なぞかけどうじょう

          「なぞかけどうじょう」 作・中川ひろたか 絵・大島妙子 サイズ(約)・縦24.6㎝×横21.5㎝ ページ数・32p 出版・金の星社 昔からある言葉遊びの「なぞかけ」。 「なになにと かけて、なんと とく、そのこころは…」という「なぞかけ」のかたち。 絵本の中でたくさんの「なぞかけ」が出てきます。 とんちを聞かせた絵本で、「なぞかけ」がでてきて答えの「そのこころは…」は次のページにあります。 ページをめくる前に答えを一生懸命考える子や早く答えが知りたい子が居て、読み手としては

          なぞかけどうじょう

          ちびくろ・さんぼ

          「ちびくろ・さんぼ」 作・ヘレン・バンナーマン 絵・フランク・ドビアス サイズ(約)・縦15.5㎝×横21㎝ ページ数・30p 出版・東京印書館 「とらが ぐるぐるまわって バターになる」 という場面が私自身とても印象に残っていたお話で、最近の子ども達はこのお話を全く知らなかったので調べてみてビックリ!! 1988年から差別が含まれているのでは?と長い間絶版になっていた絵本です。 2005年より検討に検討を重ねた結果、その内容や文章表現に何らの差別は無いと判断し、復刊するこ

          ちびくろ・さんぼ

          綱渡りの男

          「綱渡りの男」
作・モーディカイ・ガースティン
絵・モーディカイ・ガースティン
サイズ(約)・縦29㎝×横22㎝ 
ページ数・40p
出版・小峰書店 19704年8月7日 大道芸人「フィリップ・プティ」さん実際に行った実話のお話です。 舞台となったニューヨークの世界貿易センターは今はもうありませんが、地上400メートルのツインタワーに太さたった2センチのワイヤーはって彼はその上を歩きました。 命綱はなし、バランスをとるための棒だけを持って彼はワイヤーの上を行ったり来たり

          綱渡りの男

          カラーモンスター-きもちはなにいろ?-

          「カラーモンスター-きもちはなにいろ?-」 作・アナ・レナス 絵・アナ・レナス サイズ(約)・縦26㎝×横26㎝ ページ数・42p 出版・永岡書店 カラーモンスターは気持ちがとてもふくざつで、自分がなぜふくざつなのかわかっていません。 そこに女の子が 「今のあなたぐちゃぐちゃよ!」 と声をかけてくれます。 いろんな気持ちがごちゃごちゃになっているから、色までぐちゃぐちゃ…。 気持ちの整理をしてみようとモンスターに提案します。 そこから、「黄色のうれしい気持ち」「青色のかなし

          カラーモンスター-きもちはなにいろ?-

          オレ、カエルやめるや

          「オレ、カエルやめるや」 作・デヴ・ペティ 絵・マイク・ボルト サイズ(約)・縦26㎝×横26㎝ ページ数・27p 出版・マイクロマガジン社 題名から「え?」と子どもたちが興味深々になります。 1匹のカエルの子どもが 「あのさ、おとうさん。オレ、ネコになることにするや。」 というセリフからお話が始まります。 「え?おまえはネコにはなれないよ。」 と返事するお父さんに子ガエルは 「なんで?」 と聞き返します。 お父さんと子ガエルのなんともおかしなやり取りと、「じゃぁオレ〇〇に

          オレ、カエルやめるや

          Red-あかくてあおいクレヨンのはなし-

          「Red-あかくてあおいクレヨンのはなし-」 作・マイケル・ホール 絵・上田勢子 サイズ(約)・縦26.4㎝×横18.8㎝ ページ数・40p 出版・子どもの未来社 「青」クレヨンはラベルが「赤」。 「赤」ラベルなので、自分も他のクレヨンや先生達も「赤」だと思い、いろんな助言をします。 本当は「青」なのに、ラベル(見た目)が「赤」だということに悩み苦しみます。 ある日新しいクレヨンがやってきて 「海を描いてくれない?」 と青いクレヨンに言います。 青いクレヨンは 「海はかけな

          Red-あかくてあおいクレヨンのはなし-

          こどもってね……

          「こどもってね……」 作・ベアトリーチェ・アレマーニャ 絵・みやがわえりこ サイズ(約)・縦31㎝×横23.5㎝ ページ数・35p 出版・きじとら出版 「こどもってね、ちいさなひと。 でも、ちいさいのはすこしのあいだ。 いつのまにかしらないうちにおおきくなる。」 というお話のはじまり。 「いつかおとなになるちいさいひと」へ贈る言葉を、真面目なようなユニークでクスッと笑ってしまう言葉で伝えてきます。 私はこの絵本を6年生が卒業近くなると読む一冊としています。 ※写真の絵本

          こどもってね……

          ぼくはびっくりマーク

          「ぼくはびっくりマーク」 作・エイミー・クラウス・ローゼンタール 絵・トム・リヒテンヘルド サイズ(約)・縦19㎝×横29㎝ ページ数・48p 出版・ひさかたチャイルド 「ぼくってみんなとちょっとちがう。」 〇の中にいると目立ってしますビックリマーク。 どう頑張っても同じになれないから逃げだして、クエスチョンマークと出会いました。 クエスチョンマークは沢山の質問を投げかけてくると… 自分自身が何かわかったビックリマークのお話です。 「みんなとおなじじゃなくていい。ぼくだけ

          ぼくはびっくりマーク

          とくべつないちにち

          「とくべつないちにち」 作・かさいまり 絵・かさいまり サイズ(約)・縦25㎝×横24㎝ ページ数・24p 出版・ひさかたチャイルド きょうはとくべつないちにち。 くにじゅうのねずみこどもたちは、一年生になるとお城のパーティーに招待されるのです。 主人公の女の子のエバはお城のパーティーが楽しみです。 お母さんに注意をうけながら用意を済ませ、友達の家に迎えに行きお城にいくお話です。 かわいいイラストで子供のネズミたちがわくわくしているのが伝わる可愛い絵本です。 切り抜きや見

          とくべつないちにち

          A4/ZINE

          「A4/ZINE」 作・8koweb 絵・8koweb サイズ(約)・A4(W210×H297×D10.1mm) ページ数・108ページ 作者web:https://8koweb.com お話はないので、短い本を読んだ後クイズ形式で見せたりしています。 多摩美術大学上野毛キャンパスにて開催された「多摩美術大学統合デザイン学科卒業・終了制作展2021」にて展示することを目的とし発行されたクリエイターさんの本です。 自分の周囲に存在する様々なものをA4(210×297mm)

          ヨルとよる

          「ヨルとよる」 作・あさの ますみ 絵・よしむら めぐ サイズ(約)・縦28㎝×横21㎝ ページ数・32p 出版・教育画劇 「ヨルはね、よぞらみたいないろだからヨルってなまえなんだよ」 ミリちゃんのおうちで暮らす黒猫のヨル。 「おつきさまそっくりの、おおきなめ!」 とミリィちやんはヨルに話しかけますが、ヨルには何のことだかわかりません。 ヨルは家の外に出たことがないからです。 そんなある夜、窓の外の壁にはさまっていたこネズミを助け出たヨル。 沢山はなしをしていると、ネズ

          ヨルとよる

          いちばんしあわせなおくりもの

          「いちばんしあわせなおくりもの」 作・宮野 聡子 絵・宮野 聡子 サイズ(約)・縦23㎝×横23.㎝ ページ数・28p 出版・教育画劇 森のはずれにある2軒の家に暮らすくまくんとこりすはとても仲良しで、朝から晩までいつも一緒にいました。 こりすはくまくんが大好きです。 くまくんに喜んでもらいたくて、くまくんが一番喜ぶプレゼントは何か聞きますが、くまくんは「なんにもいらないよ」と言います。 自分が思いつく素敵なプレゼントはどうだろうと、次々に質問を投げかけるこりす。 くまくん

          いちばんしあわせなおくりもの