見出し画像

苦手な自己紹介してみた。

自己紹介。(今更すみません)

私は夫と二人で地産野菜が中心のお惣菜が
たっぷり入った日替わりだけ配達専門のお弁当屋をしています。

そもそもは二人とも別の仕事をフルタイムでしていた時期もあるけれど
「子供と共に過ごせる時間をたっぷり楽しみたい」という想いから
夫婦で起業しました。

実は結婚当初から抱いていた私の野望..
田舎暮らしを子供と共に体感したい、と
徳島県の唯一の村、友人も親戚もいない田舎に家族で移住してきていた。

この引っ越しの物件もなかなか見つからず7年もかけて探した
ほど、古民家で庭に家庭菜園できる程度の畑があり
まきで炊くお風呂に、自由に駆け回れる周辺環境だった。

子供が幼い頃は一緒に暮らすことを楽しんで
毎日庭の泥んこ遊びの延長にある夕飯作りも風呂焚きも、
数え切れない程の受賜の時間を味わった、
が、子供がある程度成長したところで学童や保育所に託して働き始める。

そもそもは、子供の難病に向き合い
全ての貯金を使い果たしてしまったからだった。

病気の治療や療養が終息するとともに
ほとんど田舎や子供との暮らしを捨てて
社畜のような働きしかできない性分の私になっていた。


ある時の夫の一言
「子供との関係は今のままでも良いのかもしれないけれど、
この先はこれ以上縮まることができなくなる。
今ならもっと近いところにいて、やがて離れてゆくまでに十分に関係を作り直して過ごすことができると思うんだ..」

夫がそう言いながら会社を辞めた。
そして試行錯誤、いろんな挑戦の末
に夫が一念発起したのと同時に私も辞め、
二人で起業したのがこのお弁当屋。

毎日〜300食弱を地域に嫁いできたり移住してきたお嫁さんを中心に
蒟蒻や梅干し味噌も手作りし、

出汁取るところからタレドレッシングなどの調味も毎回ちゃんと手づくりで
家族のために作るお弁当
と同じ様に精一杯の愛情を込めたお弁当です。
(精一杯の愛情は求められてないのを承知の上で勝手に押し付けてます)

お惣菜をとことん手作りで愛情込めて作ることにもこだわっているけれど
何よりも、お弁当に毎日私の日記と近所で撮った写真を載せていること
(勝手な押し付けお節介のオンパレード弁当)
が普通のお弁当にはないところかなと。

昼食を一緒に囲んで
「あーでもない、こーでもない」とサザエさんの食卓のように
一緒に今を感じて味わいたい、、
(何度も言いますが勝手な妄想の世界ですみません)

長い前置きになりましたが、
そういう理由もあって毎日日記を書く様になりました。
このブログはその日記を書くために放出した=書き殴ったものを
毎日公開し始めました。

お弁当では一方的に送るだけなので、繋がりが持てたらなぁ
お弁当の届かない人とも繋がれたらなぁ
そんなことがいつか実現できる日を夢見て
とりあえず公開を始めました。

お弁当は飲食経験のない夫婦が好きとこだわりで始めてしまったので
大変なことを始めてしまったなぁっと言うのが実感。
そして本を読むのが好きだったり
書き殴ることで精神衛生を保つ癖のある私を
全て曝け出したのは今となると
大変なことを始めちゃったなぁ。。というのが正直な気持ちだけれど。

とは言え毎日、楽しい。
いろんなお野菜の新鮮さにパワーをもらい
毎日いろんなスタッフと共にチームで向かう厨房ワーク
毎日お客様に声かけてもらえるつながりや信頼関係
毎日満たされてゆく。。。

そう言う仕事をしています。

苦手な自己紹介してみました。

自己紹介..
私にはこれといった強みや趣味や教養がないので
初めましての人ばかりだと、どこから話そうかなと
周囲の様子を見ている間に、時間切れになるタイプ。
熱さは娘と同様、常にフルパワーに持っていけるけれど
アイドリング状態のまま終わってしまう事も少なくない。

例えば今日切ったお野菜について、ならば熱く語れる。
例えば今日出勤してくれたスタッフのこと、
今日の厨房ワークの合間での会話のことも熱く語れる。

私と言う人間について熱く語れるか???
熱さを感じるのは共感してもらわねばいけないけれど
私多分ですが、だいぶ精神年齢が幼いので、
引っ張ってもらわないと配信力がない、弱い。

この辺は夫がとっても得意で
今日も朝のお弁当詰めの工程の合間にサラッとする会話の引き出しが
クスッと笑えることばかりで羨ましい。

ちょっと前の夕飯時に娘との会話もクスッと笑える引っ張り方。

回転が早いので話の展開の幅が広く、オチがある
私は頭が回転してないので、固執しがちでオチが無い

(起承)転結展結転結永遠に繰り返している夫と
結から始めて起承転の私。

そう言うわけで、自己紹介は苦手です。
私という人格に「結」が無いのかな。



この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?